こんなビデオに出会ってしまった。
『T'as peur de parler en français ?』
どうやって、フランス語を話すのが怖い、という気持ちを克服するか、という内容(だろう)。
お?何かいい方法があるのか?と(少し)期待して聴いてみた。
結果は、がっかり。
だいぶ長い前置きの後、(聞き取れた限り、)勇気を持って話し、それが伝わり成功体験となれば、外国語を話す恐怖は乗り越えられる、ということ(だけ)だ。
そうだ、そんな単純な思考回路の持ち主(=子供のよう)はいいのだ。
フランス語を始めて、7年くらいになるが、まだフランス語を話す時、怖い時もある。
実際、最近は外国に行ってないのでない。スカイプのレッスンなんて慣れ切ってしまい、少しも怖くないが。
でも、今までのフランス語が通じない恐怖体験は、山ほどある(、だいぶ忘れているだろうと思うが)。
・全くうまく言えない発音を、他の人(=生徒)が待ってるのに、何度も練習させられ、結果、できなくて先生にため息をつかれ終わった。
・本屋で、花(fleur)の本を探している、と言ったら、毛皮(fourrure)の本のコーナーに連れて行かれた。
・フランス語で話しているのに、気の毒そうな顔で、”英語にする?”と哀れまれた。
・私が、いけてない発音をした時の、先生のつらそうな顔を見るのがつらい。
・勇気を持って話すと、みんなが一気に私に注目し耳を澄ます様。穴があったら入りたいとはこのこと。怖すぎる。
・perdre、rendre的単語の発音が死ぬほど苦手。使わず生きていきたい。
、、、、、
と、このビデオの人が言っているような、勇気を持って!で済まない恐怖体験を沢山している。
とても、乗り越えられそうにはない。
乗り越えようとも思ってない。
必要事は必死で話す。
通じなければ、あ、またですね、、、と流す、、、そして忘れる。
それが、私の『T'as peur de parler en français ?』への答えだ。
失敗を恐れず、勇気を持って乗り越える、という意味がわからない。
失敗は怖い、勇気なんてない。
