1月は陰暦で睦月(むつき)
「睦み月(むつみつき)」、新年を親しい人達と親しみ睦み合う いう意味。「一年の計は元旦にあり」と年の初めを大切にしたのでしょう。
今の季節に当てはめると2月上旬から3月上旬。
2月は陰暦で如月(きさらぎ)
暖かくなったとはいうものの、それゆえに感じるうすら寒さ のために服を更に着るので「衣更着」。 陽気が発達する季節なので「気更来」
または 「息更来」。草木の芽が張り出す月なので「草木張り月」。田を鋤き畑を打つところ から「鋤凌(すきさらぎ)」等々。
陽暦では、ほぼ3月から4月頃になります。
3月は陰暦で弥生(やよい)
「風雨改まりて、草木いよいよ生ふるゆえに、いやおひ月といふを謝まれり」が始 めに書いた弥生です。
表日本の桜の頃。盛りの桜を楽しみ別れを惜しむ気持ちが含ま れています。
陽暦では大体4月上旬から5月上旬に跨がる頃に相当し ます。「さくら さくら 弥生の空は」の意味が理解できました。
4月は陰暦で卯月(うづき)
卯の花の咲く月。一説には稲を植える「植月」も。自然と農耕 が生活や暦と深くかかわってきているのがよく分かります。
陽暦では大体5月上旬から6月上旬。
5月は陰暦で皐月(さつき)
「小苗月」、「五 月雨月」、「早苗月」の略等との説がありますが、早苗月が穏当と言われています。
橘の花が咲くので「橘月」、五月雨で月を見ることが稀なので「月見ず月」ともいいます。
ここから五月雨は今の梅雨であることが見て取れます。
庭木のサツキとの関係は分かりませんが、多分皐月に咲くのでサツキと名付けたのでしょう。 五月晴れは梅雨の合間の晴れた日を
いいますが、今日一般的には5月の爽やかな薫 風の日を呼ぶようになりました。
陽暦では大体6月上旬から7月上旬。
6月は陰暦で水無月(みなづき)
子供のころ、どうして6月は毎日毎日雨が降り続く梅雨時なのに水無月と呼ぶのか不思議でした。
新暦の7月を表しているなら例年水不足がささやかれ始める月なので合点がいきます。
陽暦では大体7月上旬から8月上旬頃。
7月は陰暦で文月(ふみづき)
子供達にとって8月は夏休み、海や山が呼ぶ楽しい月です。
その頃にはそこはかとない秋風も吹き初め、赤トンボがそれに乗り里 まで下ってくるし、いやがうえにも感慨が深くなります。
文月の語源は「穂含月」「穂見月」とありますが、一般には「文披月」とされてい ます。
意味は七夕のために貸す文をひらくということだそうです。
陽暦では大体8月上旬から9月上旬。
8月は陰暦で葉月(はづき)
由来の説にいろいろあって「木の葉のもみぢて落つるゆえに、葉落ち月」「雁が始めてくるので初月、または初来」などあってはっきりしない
ようです。
陽暦では大体9月上旬から10月上旬に跨がります。
9月は陰暦で長月(ながつき)
語源は夜が長くなるので 「夜長月」。もう一つは雨が長く降るので「長雨月」。この頃の長雨を秋霖と呼びま す。
陽暦では大体10月上旬から11月上旬です。
10月は陰暦で神無月(かんなづき)
俗説に諸国の神様が出雲に集まり不在になるので神無月。もちろん出雲では神在月。
陽暦では大体11月初めから12月初めにかけて。
11月は陰暦で霜月(しもつき)
霜降りの月です。
陽暦では大体12月上旬から1月上旬に相当。
12月は陰暦で師走(しわす)
今 では混同して陽暦の12月に用いています。
師(僧侶)が忙しく走り回るところから派生したとされています。別説に一年の終 わりの「為果つ月(しはつつき)」とも言われています。
陽暦では大体1月上旬から2月上旬に当たります。
新暦は太陽暦・陽暦とも言う。
旧暦を単に太陰太陽暦と言ったり正しい語法ではないが太陰暦・陰暦と言ったりする。

「睦み月(むつみつき)」、新年を親しい人達と親しみ睦み合う いう意味。「一年の計は元旦にあり」と年の初めを大切にしたのでしょう。
今の季節に当てはめると2月上旬から3月上旬。
2月は陰暦で如月(きさらぎ)
暖かくなったとはいうものの、それゆえに感じるうすら寒さ のために服を更に着るので「衣更着」。 陽気が発達する季節なので「気更来」
または 「息更来」。草木の芽が張り出す月なので「草木張り月」。田を鋤き畑を打つところ から「鋤凌(すきさらぎ)」等々。
陽暦では、ほぼ3月から4月頃になります。
3月は陰暦で弥生(やよい)
「風雨改まりて、草木いよいよ生ふるゆえに、いやおひ月といふを謝まれり」が始 めに書いた弥生です。
表日本の桜の頃。盛りの桜を楽しみ別れを惜しむ気持ちが含ま れています。
陽暦では大体4月上旬から5月上旬に跨がる頃に相当し ます。「さくら さくら 弥生の空は」の意味が理解できました。
4月は陰暦で卯月(うづき)
卯の花の咲く月。一説には稲を植える「植月」も。自然と農耕 が生活や暦と深くかかわってきているのがよく分かります。
陽暦では大体5月上旬から6月上旬。
5月は陰暦で皐月(さつき)
「小苗月」、「五 月雨月」、「早苗月」の略等との説がありますが、早苗月が穏当と言われています。
橘の花が咲くので「橘月」、五月雨で月を見ることが稀なので「月見ず月」ともいいます。
ここから五月雨は今の梅雨であることが見て取れます。
庭木のサツキとの関係は分かりませんが、多分皐月に咲くのでサツキと名付けたのでしょう。 五月晴れは梅雨の合間の晴れた日を
いいますが、今日一般的には5月の爽やかな薫 風の日を呼ぶようになりました。
陽暦では大体6月上旬から7月上旬。
6月は陰暦で水無月(みなづき)
子供のころ、どうして6月は毎日毎日雨が降り続く梅雨時なのに水無月と呼ぶのか不思議でした。
新暦の7月を表しているなら例年水不足がささやかれ始める月なので合点がいきます。
陽暦では大体7月上旬から8月上旬頃。
7月は陰暦で文月(ふみづき)
子供達にとって8月は夏休み、海や山が呼ぶ楽しい月です。
その頃にはそこはかとない秋風も吹き初め、赤トンボがそれに乗り里 まで下ってくるし、いやがうえにも感慨が深くなります。
文月の語源は「穂含月」「穂見月」とありますが、一般には「文披月」とされてい ます。
意味は七夕のために貸す文をひらくということだそうです。
陽暦では大体8月上旬から9月上旬。
8月は陰暦で葉月(はづき)
由来の説にいろいろあって「木の葉のもみぢて落つるゆえに、葉落ち月」「雁が始めてくるので初月、または初来」などあってはっきりしない
ようです。
陽暦では大体9月上旬から10月上旬に跨がります。
9月は陰暦で長月(ながつき)
語源は夜が長くなるので 「夜長月」。もう一つは雨が長く降るので「長雨月」。この頃の長雨を秋霖と呼びま す。
陽暦では大体10月上旬から11月上旬です。
10月は陰暦で神無月(かんなづき)
俗説に諸国の神様が出雲に集まり不在になるので神無月。もちろん出雲では神在月。
陽暦では大体11月初めから12月初めにかけて。
11月は陰暦で霜月(しもつき)
霜降りの月です。
陽暦では大体12月上旬から1月上旬に相当。
12月は陰暦で師走(しわす)
今 では混同して陽暦の12月に用いています。
師(僧侶)が忙しく走り回るところから派生したとされています。別説に一年の終 わりの「為果つ月(しはつつき)」とも言われています。
陽暦では大体1月上旬から2月上旬に当たります。
新暦は太陽暦・陽暦とも言う。
旧暦を単に太陰太陽暦と言ったり正しい語法ではないが太陰暦・陰暦と言ったりする。
