建築のたび vol.57 マサンスの老人ホーム | 建築のたびblog +.+mokonote+.+

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~建築のたびと日々のできごとを写真とともに綴ります~

建築のたびを写真とともに綴るmokonote/モコノート


Chur/クールの北部郊外、Masans/マサンス


渓谷に臨み、風景に溶け込むこの建物は、

  自活が出来る高齢者たち専用の集合住宅


“端麗”な建築!



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■『Haus zur Linde/マサンスの老人ホーム』 ※外観のみ

Peter Zumthor/ペーター・ツムトア(ピーター・ズントー)設計

■スイス、グラウビュンデン州クール、アルプス山脈に囲まれたスイス最古の街のひとつ

 SBBChur/クール駅から車で10分程度、

      Kronengasse/クローネン通りからCadonaustrasse/カドナウ通りへ入ったところ~



21戸のアパートメント、

  管理人室などが、共有スペースでつながるプラン



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《南面ファサード》~アプローチの小道から見る~

 ※写真手前は、“木片と石ころを積み上げたオブジェ”


 ガラス越しに、

   廊下や階段を含む共有スペースが垣間見えます


 南面の魅せどころは、

   階高いっぱいの木製引戸と、そのディテール



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《北面ファサード》~東側から斜に見る~


 奥行きにゆとりのあるベランダと、

   統一感のあるプロポーション


 北向きのベランダですが、

   アルプスの山並みを一望できる抜群のロケーション!



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三層のコンクリートスラブ、

  多孔性の石“トゥファ石”、

    地元の木“唐松”。。これら少ない異素材がバランス良く馴染んでおり、

      シンプルかつ自然な納まり


私たちはいそがしく見学しましたが、

  流れる時間はと~っても緩やかな場所でした



★生活が営まれているので、節度ある見学をいたしましょう おじぎ