建築のたびを写真とともに綴るmokonote/モコノート
Chur/クールの北部郊外、Masans/マサンス
渓谷に臨み、風景に溶け込むこの建物は、
自活が出来る高齢者たち専用の集合住宅
“端麗”な建築!
■『Haus zur Linde/マサンスの老人ホーム』 ※外観のみ
■Peter Zumthor/ペーター・ツムトア(ピーター・ズントー)設計
■スイス、グラウビュンデン州クール、アルプス山脈に囲まれたスイス最古の街のひとつ
~SBB・Chur/クール駅から車で10分程度、
Kronengasse/クローネン通りからCadonaustrasse/カドナウ通りへ入ったところ~
21戸のアパートメント、
管理人室などが、共有スペースでつながるプラン
《南面ファサード》~アプローチの小道から見る~
※写真手前は、“木片と石ころを積み上げたオブジェ”
ガラス越しに、
廊下や階段を含む共有スペースが垣間見えます
南面の魅せどころは、
階高いっぱいの木製引戸と、そのディテール
《北面ファサード》~東側から斜に見る~
奥行きにゆとりのあるベランダと、
統一感のあるプロポーション
北向きのベランダですが、
アルプスの山並みを一望できる抜群のロケーション!
三層のコンクリートスラブ、
多孔性の石“トゥファ石”、
地元の木“唐松”。。これら少ない異素材がバランス良く馴染んでおり、
シンプルかつ自然な納まり
私たちはいそがしく見学しましたが、
流れる時間はと~っても緩やかな場所でした
★生活が営まれているので、節度ある見学をいたしましょう