ハンドドライヤー 苦手な音を乗り越えたよ | mokonokiのブログ

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☆子育て・心理カウンセラー 和久桃子 ☆虹色おやこ 主宰
ありのままを承認する心の寄り添いセッション・カウンセリング✨
乳幼児~高校生・発達障がい児の子育て相談✨
親子の絆を育てる“抱っこ法“・心のケア・家族・つぶやき・猫のことなどを綴っていきます♡


お店などのトイレに
ハンドドライヤーってありますよね。

  



娘は、11歳になるまで
あの “ ガー ” という音が
とても苦手で、

私にしがみついてくるような
状態でした。
  
  



お友だちの親子数組で、
ランチを食べに行った時のこと。
  



あのハンドドライヤーがあることは、
トイレに入る前から音が
聞こえてくるのでわかりました。
  



いざトイレに行く時、

近づくにつれて次第に音が大きく
なってきます。
  



そうすると、娘の足が止まりそうに
なりましたが、
  


ゆっくりでもトイレに向かって進み、
そして、覚悟を決めたように
入りました。
  



娘は、トイレから出るまでずっと
両耳を手でふさぎ続けます。

なので、 手を洗う時は
私が代わりに耳をふさいであげて
いました。
  
  
 

娘は自分の手洗いが済んだら
サッと耳をふさぎ
トイレの端の方に行ったので、
   


私は自分の手洗いをしたあと

“ 娘が近くにいないから大丈夫かな? ”

と、ほんの軽い気持ちで
ハンドドライヤーに手を入れた瞬間、
  


『イヤー』
  



その叫び声は娘でした。
  


娘は、私が気を抜いて
ハンドドライヤーに手を入れた、
まさにその時に駆け寄って来たのでした。
 



『わぁー』
   



私も叫んでしまい…
  
  
娘の真横に、
あのハンドドライヤーが! 
   
  


わけがわからなくなっていて、
私も娘もパニックになってしまいました。
  
   



ふと、気がついた時には
娘を抱きしめてトイレから出ていたのです。
  
  


私は、

“ あの、恐怖の音を、
しかも娘の耳元で聞かせてしまった ”
  
“ どうしょう…
取り返しがつかないことを
してしまった… ”
  
   


娘を抱きしめながら、
いくつもの後悔が次々と
私に襲いかかってきました。
  
   

私は、とんだ失態をしてしまった
のでした。
   
  


ずっと後悔の思いと、娘の心配で、

なにを食べたのか?覚えてなくて…
  
ただ、娘はなにも食べられなかった、
ということ、
  
私は、ひたすら娘に謝ってたこと、
  
ママ友が一生懸命に励ましてくれた
こと。
   



それしか記憶にありませんでした。
   
  



それからは、娘はハンドドライヤー
の音がトイレの方から聞こえてくると、



そのトイレには入れず、

出掛け先では
まず先に入れそうなトイレを
探すことから始めていました。
   
   



そんな月日が数年間続き、

娘が小学校高学年になった時に、
  



仲良しのお友だち親子と一緒に
出掛けた時のこと。
  
  


お店のトイレから、あの

“ ガー ” という音が聞こえてきて…
  
 


 
『うちの娘は、ハンドドライヤーを
怖がってるんだよね』
  
『私が怖い思いをさせちゃったから
余計に…』
  


という話をしたら、

娘のお友だちが

『大丈夫、大丈夫。私がいるから
平気だよ』
  

そう言って、娘の手を引っぱって
トイレの中に二人で入っていきました。
  


私は慌てて、

“ 娘のトイレ介助しなくちゃ ”
  

そう思って駆け込んだ時には、
娘は一人でトイレの個室に入っていました。
   

『大丈夫?』
  

思わず声をかけてみましたが、
  

『大丈夫だよ』
  

という声がしたのだけど、

私はすごく不安で不安で。
  


トイレから出たあとも、
お友だちが娘を気にしてくれて、

私は、ただ見ているしかできませんでした。
  
  


お友だちは、娘に
  
『私がやってみるから、見ててね』
  
そう言って娘にハンドドライヤーを
使ってるところを見せてくれていました。
  


その時、娘は耳をふさがずに
見ていられたので
私は驚くばかりでした。
  

『一緒にやろう』
  

そう言って、娘の両手を持ち
一緒にハンドドライヤーに
手を入れてくれたお友だち。
   

感動的な場面でしたラブ
  


あの時の娘の

“ できた! ”

という自信の笑顔が忘れられません。
  
  



お友だちのように、
怖いことを乗り越えて
大丈夫になった子どもって
スゴい力を持ってるんです。
  


感謝しかありませんでした。  
  


ママにもお礼を伝え、
そのあとも二人の子ども達は

トイレ探しをしては、
お友だちは、
ハンドドライヤーに挑戦する娘を
見守るように見てくれていました。
  
  


それからの娘は
最初は怖々だったけど、

どこでもハンドドライヤーを
使えるようになりました。
   
  


娘のお友だちは、娘と似たような
発達凸凹がある同級生です。
  



お友だちが体験してきて、
苦手を乗り越えてきたことが
こんなにも本人の力になって、
  

同じように困っていた娘の力に
なってくれたこと。
  


この子達の未来は大きいなぁ、
と感じました。
  
   
 

 
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親子関係、紐解きサポーター
              赤穂 もこ 
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