40歳ぐらいになった時、集まりで鶴見俊輔さんから自分が若い時に書いたものを簡単に否定してはいけませんよ」と言われた。
『朝はだんだん見えてくる』は若い時の怒りだと思う。
1981年基地を舞台にした小説を書こうと思った。アメリカ兵だった父、日本人の母、10歳の娘、その娘の弟。
日本に帰ってきた女の子の話。基地のことが頭にあった。
自分の中にはっきりしたテーマがあるのか?
・子どもたちに伝えたいこと
・子どもたちが楽しんて読める
・想像力を豊かにする
・子どもを励ましたりする
を考えて、私が書けることを書くしかない。これが児童文学と呼ばれるならそれで構わない。
児童文学は一つのくくりでしかなく、こういうにが児童文学と言われた途端にわからなくなる。
ジャンルとはそういうもの。
関心を持って考えようとしている。