国際子どもの本の日記念講演会、オンライン講座で聞きました。
後半に、荒井良二さんも登場されて豪華でした。司会・野上彰さんだし、講師紹介・さくまゆみこさんで、時々土居安子さんが映り込んでらっしゃる。←完全にオタクです。
岩瀬成子さん、児童文学との出会いは、1974年3月、今江祥智講演会だそうです。
そこで聞いたフィリッパ・ピアスの『トムは真夜中庭で』と長田弘の『猫に未来はない』の話が、
衝撃的におもしろかった。
「ほびっと」という喫茶店で、その講演会は行われた。ベヘレンの若者が集ままる場所。ベヘレンとは、岩国基地へ戦闘機がベトナムへ飛んでいくことから、反戦運動をやっている若者たちのこと。
「ほびっと」は最初、地元の人でにぎわっていたが、4か月後山口県警から根拠のない疑惑をかけられ、家宅捜査。お客が激減し、ホビットを支援するために鶴見俊輔さんが、いろんな人に声をかけ講演会や詩の朗読会などが行われた。
その頃、岩瀬さんんは京都にいらしたが、帰省しており、「ほびっと」に行ってみた。
そのころ、今江さんは、京都の聖母女学院短大で教えておられ、岩瀬さんのいとこが聖母でカトリックのシスターをしておられた。
河合隼雄さんの「人生で大切なことは偶然におきる」と思われたそうです。
今江さんが児童文学について熱く語られ、日々おもしろい授業をされる。お話を聴講生として聞かれた。
今江さんが、娘のベビーシッターをしませんか?と言われ、娘さんの下校時間に合わせて、鍵をあけ遊んだり、今江さんがどの本でも持って帰っていいと言われ、書くようになり、同人誌に出した短編を読んだ今江さんが、300枚ぐらいまで書いたらおもしろくなるかもよと言われ、書いたものが、1977年に出したのが
だそうです。
基地のある土地、反戦喫茶アリス、学校への不信、自分の中ある怒りのようなものがあったと、思っている。
ということでした。まだまだ続きはあるのですが、ひとまずここまで。