昨日、オンラインズームだが、内田樹の講演会を聞くことができた。
鷲田清一や、他の著名人の著書で、内田樹という思想家の名前を見つけることが多くて、
初めて読んだのは確か『下流思考』だったと思う。
なぜ、授業中に子どもたちが話を聞かないのか?という内容には、
腑に落ちるところが多かった。
次に読んだのは、内田樹編・著『人口減少の未来学』だったと思う。
この中の、平田オリザのこれから生き残る自治体は、
「女性にとって住みやすい文化的な生活」を送ることができる自治体」
も納得がいった。
昨日の講演会の質問の中でもこの平田オリザの意見について触れていた。
名古屋開催で、講演会場で聞くこともできたのだが、まだ大学に入構もできない学生がいる中で
無料の一般人が参加することははばかられた。
内容は、「縮減時代の新たな地域マネジメント」で、これからの人口減少社会の中どのように
生きていくかというもの。
結論としてそのシナリオは、今までの文献を読んでも出てこない。
自尊感情を大事にしながらゆっくりとスローダウンしていくしかない。
過疎化により、自然が人間社会の侵食は一層進んでいきので、里山が崩れていくのを
人をおいてどう食い止めていくか。
この辺は、空き家問題ともつながる。
最後に、スティーブ・ジョブズの「あなたの心と直感に従う勇気を持つことである」という言葉を
引用し、先生は学生に「勇気を持て」と言ってほしいと述べていた。
大学は、勇気をもって、対面授業を増やしてほしいな。
愛知大学さん、内田樹を呼んでいただいたのは、慧眼だと思うが、
学生さんたちにも優しくね!
https://asitasia.aichi-u.ac.jp/topics/salon1