9月は、本屋大賞の1位と2位を読むことができました。『マカン・マラン』は4冊一気読みです。
2020年9月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:3769ページ
ナイス数:188ナイス
https://bookmeter.com/users/704931/summary/monthly
■星野道夫(ほしのみちお) (PHP心のノンフィクション)
魂が導かれるがままに、自分のしたいことをした人という印象。人柄も優れ、その写真や文章だけでなく、実際の生活の中でも、出会った人たちを魅了し愛されていたという稀有な人物。星野道夫の人生については、彼の著作を読めば、大体のことがわかるが、そこでは書かれていなかったことが肉付けされている。星野道夫の写真からは、人や自然・動物への畏敬の念が感じられる。子ども向けではあるが、星野道夫を知りたくなった時に読んでみるとよい。
読了日:09月30日 著者:国松 俊英
https://bookmeter.com/books/10519354
■つばさのおくりもの (一般書)
奥付を見ると同じ年の同じ日に出版されていた。知らなければ、『リボン』と対で読むこともなかった。鳥の目から見るとこんな感じだったのかなって。でも、リボンが幼い頃の記憶はあまりないのが残念。
読了日:09月28日 著者:小川糸
https://bookmeter.com/books/6391423
■リボン (一般書)
余韻が残る作品。すみれさんとひばりちゃんとリボンの幸せな時間も良かったが、中盤の画家と編集者の話もよかった。後半は、魂が浄化されていくような、亡くなった人たちの魂が感じられるようだった。小川糸作品は、大きな喪失から再生していく物語が多いな。
読了日:09月26日 著者:小川糸
https://bookmeter.com/books/6391422
■ライフ
『まち』に近い内容。非正規雇用の主人公の若者が、川の近くに住み、行きつけの喫茶店がある。一人暮らししている高校生と知り合いになったり、淡々とした生活の中でも、小さな幸せが感じられること。知り合って増えていく登場人物のフルネームにいつも「さん」がつけられている。派手さはないが、誠実に暮らしている人たちの話というのが、小野寺作品らしい。
読了日:09月19日 著者:小野寺 史宜
https://bookmeter.com/books/13716429
■家族のシナリオ
母が元マネージャーを看取ると言ったことから、家族のあり方が変わっていく。母が女優をしていた頃の作品や当時のエピソードから、母の人となりを感じた。奇想天外な話だけど、割とすんなりと受け入れられた。
読了日:09月18日 著者:小野寺史宜
https://bookmeter.com/books/11048053
■神様のパッチワーク (ポプラ物語館 81)
生みの親と育ての親。難しいテーマと思ったが、家族が思いやりを持ちながら、愛情を持っている姿に、血のつながりは関係ないと思える話だった。主人公が、生みの親・育ての親をきちんと理解し、今の家族をしぅかりと受け止めて生きているところが、素敵。
読了日:09月16日 著者:山本 悦子
https://bookmeter.com/books/16480367
■流浪の月
何が正しくて何が間違っているのか?わからなくなってくる作品だった。大学生と小学生という年齢で出会わなければ、捕まることもなく、ひっそりとした生活ができたかもしらない二人。だが、その年齢で一番痛みと居場所を欲していたことは確か。自分のことを、正確に他人に説明することの難しさを感じる。激しい衝撃を持って、何度も揺り動かされた。そして、今も揺り動かされている。
読了日:09月14日 著者:凪良 ゆう
https://bookmeter.com/books/14229098
■さよならの夜食カフェ-マカン・マラン おしまい (単行本)
四巻で終わりなんて、まだ余韻に浸っていたい内容。単に客を癒すだけでなく、次の道筋を考えさせたり、再生を手伝ったり、食べることや話すことって、本当に力をもらえるということを再認識させてくれるような本。疲れた時や気持ちが淀んだ時に読み返したくなるようなお話。
読了日:09月12日 著者:古内 一絵
https://bookmeter.com/books/13198493
■きまぐれな夜食カフェ - マカン・マラン みたび (単行本)
まさかの拒否に驚いた「妬みの苺シロップ」。でも完全に拒否したわけではなく再生の道を与えているところがさすが。「藪入りのジュンサイ冷や麦」は、山本周五郎の人情物みたいな味わいだった。「火と風のスープカレー」は、好きになっても報われない話だから、切ない。今までの登場人物が、主役になったり脇役になったりで、関係が深まっていきもする。マカン・マランで食べてみたいな。
読了日:09月12日 著者:古内 一絵
https://bookmeter.com/books/12384658
■女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび
読了日:09月12日 著者:古内一絵
https://bookmeter.com/books/11466211
■マカン・マラン - 二十三時の夜食カフェ
読了日:09月12日 著者:古内 一絵
https://bookmeter.com/books/9909893
■女王さまの夜食カフェ - マカン・マラン ふたたび
第3話の「秋の夜長のトルコライス」が特に心に残った。初めての育児で、慎重になるし、発達障害の心配もあり、またそれを誰にも相談できない辛さや、周囲から浮きたくないという気持ちが本当によくわかる。こんなお店が近くにあったらいいな。体質や症状別にご飯を提供してくれるなんて魅力的すぎる。マクロビ、少し遠ざかっていたけれど、もう一度料理の本見てみたい。巻末の参考図書も目を通してみたいな。
読了日:09月09日 著者:古内 一絵
https://bookmeter.com/books/11214718
■マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ
想像以上に私の好みの内容だった。ただ単に夜食を提供してくれるお店というだけでなく、お客の話に耳を傾けてくれる。苦労して悩みに抜いて生きてきた人たちが、そっと羽を休め次の一歩を踏み出せるような食事と会話を提供してくれる店。どの話も心に染み入るようだった。
読了日:09月09日 著者:古内一絵
https://bookmeter.com/books/10347875
■グレタのねがい 地球をまもり未来に生きる: 地球をまもり未来に生きる
一筋も迷いのない行動に脱帽。この少女を支える両親の姿勢も素晴らしい。一切の妥協もなく真っすぐに進んでいけるというのが、グレタの個性なんだな。
読了日:09月09日 著者:ヴァレンティナ キャメリニ
https://bookmeter.com/books/15004611
■ライオンのおやつ
この本は夜寝る前に読みたい本。困った時や疲れた時に「明日は心配ないよ。なるようになる」と、気持ちを落ち着かせてくれる極上の癒しの時間を提供してくれる。
読了日:09月06日 著者:小川糸
https://bookmeter.com/books/14810730
■しあわせの牛乳 (ポプラ社ノンフィクション―生きかた)
安価に流通している牛乳を得るために、角を切ったり、穀物を食べさせたりと、牛に苦痛を与え短命にしていることをこの本を読んで初めて知る。牛にとって優しい飼育では、経済的にやっていけないことも知る。そんな中でも新しい道を切り開いていく姿に涙。この牧場に行ってみたい。
読了日:09月05日 著者:佐藤 慧
https://bookmeter.com/books/12668056
■泣いたあとは、新しい靴をはこう。
YAジャンル。中高生の今どきの悩み、かなり踏み込んだ内容のことまで答えられている。各問いに対して、二人の著名人の意見があるので、自分が納得できる答えを考えられそう。短い回答だが、若者の悩みをガチで受け止めている印象を持った。表紙が、女の子なのが残念。性に拘らず、どんな境遇の子にも手に取ってもらいやすい表紙にしてくれたらよかったのに。
読了日:09月02日 著者:
https://bookmeter.com/books/14798069
■ハーレムの闘う本屋
ああ、しびれた。かっこいい。p88「知識こそが今の若い人たちに必要なものだ。知らなければ自分の身は守れない。」もいいけれど、p166「わたしは、だれの話にも耳を傾けるが、だれの言い分でも聞き入れるわけじゃない。話を聞くのはかまわないが、それをすべて認めちゃいけない。そんなことをしていたら、自分らしさはなくなり、相手と同じような人間になってしまうだろう。勢いこんで話してくる人を喜ばせ、それでも、決して自分を見失わずにいるには、けっこう頭を使うものだ。」いいな。
読了日:09月02日 著者:ヴォーンダ・ミショー・ネルソン
https://bookmeter.com/books/9307302
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