衝撃的だった相談依頼
十数年前のある夜
相談依頼のメールが届いた
その内容は
衝撃的なものだった
届いたメール
これから死のうと思います
手首を切るのか
薬を飲むのか
どちらの方法が
楽に死ねますか?
占ってください
依頼してきたのは
得意な英語を活かし
仕事をされているAさん
30代の女性
インナーチャイルドカードで
リーディングを始めた頃からの
クライアントさん
最初の相談は
転職の悩みだった
複雑な人間関係と
お母さんとの関係
何度か相談を受けていたが
遅々として変わらない状況に
思い悩まれてもいた
震えながら返したメール
もったいない
死ぬ必要なんてない
死ぬ事を考えないで
生きていく方法を考えよう
生きていて
生きていようよ
震える手で
必死に返したメール
内容も鮮明に覚えている
それくらい衝撃的だった
教えていただけないから
他をあたります
お世話になりました
彼女からの返信を見て
他の占い師さんも
必ず彼女に生きていてと
伝えるだろう
死ぬ方法を探すより
一緒に生きていく方法を
探してくれるだろう…と
自分に言い聞かせた
彼女からの相談依頼には
相当なショックを受けた
この先
リーディングを続けていたら
また同じような依頼があるかもしれない
怖かった
どうすればいい?
もちろん
生死に関わる事は受けられないと
明記してはいるものの
深く深く悩んでいる人の
力になりたいなんて
私の思い上がりと独りよがりではなかったかと
ないに等しい自信まで
無くしてしまった
できなくなったリーディング
短い時間ではあっても
相手の人生に踏み込む占い
相手の人生を左右する力は
私にはないとしても
責任を持ってリーディング結果を
伝えられるのだろうか
私には力不足だ
私には無理や
占いの募集をかけるのも怖くなり
インナーチャイルドカードは
手放した
その後
何年かは占い、リーディングと
呼ばれるものからは
遠ざかり
また
自分のやりたい事を
模索する日々がやって来るのである
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