ありすのブログに
お越しいただき
ありがとうございます


夕焼けこやけ
西の空





セピア色に染まった
昨日の
私の空


西に見える山に
そっと
身を隠すまで

空の色を
自在に操り


私の心を
ざわめかす


京都にいると
山から朝日が昇り


ここでは
山に帰ってゆく

方位磁石など
持たなかった古の人が

なんとも不思議で
怖さを感じたのも

わかるような

そんな空


西でも東でも
どっちでもいい


右でも左でも
どっちでもいい


たしかなのは
お日様は

毎日

空にいて

月は
いつも
満ち欠けて

何も変わらず

何も違わず



それが
一番
大切だと


大切だということを
知っているか
知らないか


生きるって
そんなことなのかも


やがて
いつものように

空は漆黒の闇に


包まれた

明日の朝を
迎えるために