ありすのブログに
お越しいただき
ありがとうございます
これだけ
物が溢れているのに
あなたの心を
満たすものは
なかったのか
あなたの寂しさを
埋めるものは
見つからなかったのか
娘に
涙をも流させないほどの
衝撃を残し
逝ってしまったあの子
冷たい雨が降る日には
必ず
思い出すあの子
どれだけ時が流れても
どれだけ日々を重ねても
あの子は
少年のままで
溢れんばかりの笑顔を
この世にいた証に残し
娘の前から消えた
静かに
静かに
落ちてくる
冷たい雨は
鎮魂歌
あの子ではなく
生きゆく者への
静かな静かな
鎮魂歌
生きるというのは
常に
魂を鎮めながら
なだめ
なためて
行く道なのかもしれない