クリスマス




あのツリーを
見たのは
いつだったか


寒空に
白い息を吐きながら

あなたの
手のぬくもりを
感じながら




あれからの日々


あなたは
笑えてるだろうか



私は
笑ってただろうか


何もなかったかのように

過ぎ去った時間は





私には
長く




あなたには


あまりにも

速く




あの日
女は弱いと

泣いた私は



幾度となく

クリスマスを見送り



女だからこそ
強いと

笑ってる



あなたが纏う
針ネズミのような
トゲは


私を刺すためではなく

自分を守るためのものだと




気づいたクリスマス




夢が持てた
希望が持てた



そう言って笑った
あの日のあなたを



あなたの真ん中にいる
あなたを




迎えにいく



優しさという
おっきなプレゼントを持って








もも
のいてくれはらへん

俺の場所

とらはった…

おかあちゃん


女は強いで