空を見上げると



そこにいる




空色の猫




お着替え


終わった?




そう呟いてみた




幾度となく

虹の橋へ送り出した




また会おうね…と



送り出した



いつも

いつも

手に余るほどの
後悔と


とてつもない悲しみを



ごまかしながら



見送った



忘れられない子たち



空色の猫になり

空の上で



駆け回り




私を見てる





おかあさん
大丈夫?






おかあさん
笑って




おかあさん
ここにいるよ







空色の猫



声が聞こえる




優しい風に抱かれて


私は



生きてる