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クライネレビン症候群
聞いたことのない病気。
健康に過ごしていた息子を突然襲った病気…
世間に少しでも認知されればという思いで連載します。
よろしくお願いいたします。
始まりは中学3年生の3月1日。
それはどこにでもある、ありふれたインフルエンザだった。
熱が下がり、学校へ行き始めたが、息子の様子がどこかおかしかった。
心ここにあらずのようで、何かを聞いても、返事は「うん。」だけ。
朝学校へ行くのに、家を出たと思ったら「寒い」と言ってすぐに帰ってきた。
こんな事は初めてだった。
仕方なくその日は車で送った。
学校ではちゃんとできているのだろうか?
と気になっていたが、2日間ぐらいはそのまま学校へ通わせた。
その夜、担任の先生から電話が来た。
息子の様子がおかしく、学校も遅刻して行っていたことが分かった。
息子に「今日遅刻したの?先生に怒られた?」と聞くと、「ううん。」と否定していた。
やはり反応がおかしい。
脱水症にでもなったのか心配になり、近くの病院で点滴を受けた。
それでも、息子の表情は戻らなかった。
ぼんやりとして、言葉の反応が遅い。
医師から「脳症の可能性もある」と言われ、紹介状を書かれた。
紹介された小児科を受診すると、そこの病院でも難しいということで、
また他の病院を紹介してもらう事になった。
紹介状を書いてもらうのを待っていると、「トイレに行く」と診察室を抜け出した息子が、私に言った。
「あそこの病院、やばい。殺される」
今思えば、せん妄だったのだと思う。
けれど当時の私は、何が起きているのか全く分からなかった。
息子は病院から逃げ出し、ものすごい速さで走って行ってしまった。
追うことはあきらめた。
病院、父親、学校へ、息子が病院を抜け出してしまった事を伝えて、父親が必死に探し回った。
しばらくすると学校から「息子が来た」と連絡が来たので、学校へ向かい、ようやく合流できた。
そして紹介状を書いてもらった病院へ行き、息子はそのまま入院することになった。
中学の卒業式の、わずか5日前の出来事だった![]()