

ご訪問ありがとうございます
タイトルの「なれのはて」でピンときた方?
どれくらいいるかしら
本日の本は直木賞候補にもなったこちら
作者はNEWSの加藤シゲアキくん
で、結果的に直木賞は取れなかったけど
なんでこの作品で取れないんだ❗️
と物申したいくらい素晴らしい作品だった
オルタネートも直木賞候補になって取れなかったけど
私が言うのもおこがましいですが
オルタネートよりさらに格段に腕を上げている
これが作家が本業ではなくアイドルと並行して活動しているのがすごい!
限られた時間の中でこれだけの物をよく書き上げたと感動もの
「なれのはて」は7章からなるページ数443ページに及ぶ大作
内容も戦争、空襲、秋田県が舞台なので方言など
下調べや時代背景などたくさん勉強されたと思われます
参考文献だけで16冊(ネタバレになるので読む前にここは見ないでね)
物語は報道局からイベント事業部に異動になった男性社員
「1枚の絵」を巡り過去へ
秋田へと物語は進む
最初のページの「エピグラフ」
最初みてもさっぱりわからないですよ
読み終わって改めて見ると・・
よくこれ見つけてきたなと思う
深い・・
そしてタイトルの「なれのはて」
これしかないよね?お見事です!
ラストシーンは想像できたけど
想像通りになってくれてよかった
そう思わせてくれる良い終わり方
最初から最後まで完璧だよ
で、何で直木賞に選ばれなかったの?
他の方の作品読んでないので何ともいえませんが
そう思わせてくれる作品でした
以下ネタバレ含みますのでみたくない人はここまで

私の学生時代の勉強不足で
秋田に油田があったことも
1945年8月14日夜間から8月15日にかけて
大空襲があったことも知らなかった
(勉強してるはず)
この空襲が日本最後の空襲となった
終戦は8月15日
あと1日早かったら・・
勉強にもなりました
自分のメモ書き
「パプドメ」・・パプリックドメイン
公有知的創作物 ←著作権は消滅している
死後70年(50年の場合もあり)
「ミッキーマウス」が2024年1月1日にパプドメになる?
と話題になったようですね
(これも知らなかった)
図書館本なので期限2週間でこの大作を読むのは大変だったわ
義母来たりして実質5日で読んだ
返却期限ギリギリ返しました
(次の方の予約入ってます)
👇加藤先生のデビュー作
👇この作品もおもしろかった