東野本

土曜日に【レイクサイド マーダーケース】という映画をやってた
コレってひょっとして東野?と思ったら、BINGO
以前買いだめした東野本のなかに『レイクサイド』があったけど、まだ読んでなかったから
録画しといた
こんな映画やってたんだ~
本読んでから見てみよう
今回読み終えたのは

【ある閉ざされた雪の山荘で】
劇団のオーディションに合格した男女7人が早春の乗鞍高原のペンションに召集される
そこで待ち受けていたのはペンションを外部から孤立した「吹雪の山荘」に見立て
創作殺人劇の舞台稽古を行うようにとの演出家からの指示
ゲーム感覚で芝居作りに参加していたが、やがて1人、2人と仲間が姿を消していくにつれ
本当に殺人が行われているのではないかと疑心暗鬼に取り憑かれる
タイトル通りに閉ざされた雪の山荘での殺人劇とゆう安直なシナリオを書く男ではありません
東野圭吾とゆう男は←オマイハナニモノ?
自分の記録の為に書いてるから、アタシしか分からないと思うけど
以下ネタバレありなので・・・
三人称客観描写のナレーション的な語り口を装っているが、クライマックスで
実は不在を装っていた登場人物による一人称の視点から書かれている
《スピーカーに向かって私を指差した》と・・・
殺人劇に見せかけた実際の殺人を起こそうとした私
それを請負った男が殺人をしたように私に見せる
しかし私は途中でこの殺人が芝居である事に気付く
この物語は騙しに騙しを重ねて結局は殺人は起きてなかったんですね~
恨んでいた三人が芝居をやめて自分の為に何かしたいという申し出に彼女は
「残念ながらあなた達にしてもらえる事はないわ。せっかく殺人犯にならなくて済んだから、
先ずは自分自身が出来ることを探さなきゃ」
今回は明るい展望ではあるもののやっぱり切ないですなぁ~
そしてこの複雑などんでん返しのシナリオ構成には感服です
次は【11文字の殺人】の予定だったけど、【レイクサイド】に変更

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