東野祭り復活

次は【変身】
ストーリーは
平凡な青年・成瀬純一をある日突然、不慮の事故が襲った
そして彼の頭に世界初の脳移植手術が行われた
それまで画家を夢見て、優しい恋人を愛していた純一は
手術後徐々に性格が変わっていくのを、自分ではどうしようもない
自己崩壊の恐怖に駆られた純一は
自分に移植されたドナーの正体を突き止める
脳を移植するって~

人は脳で考え記憶するんだろうから、その脳を他人のと取り替えると自分はどうなるの?
この本ではやはりドナーの記憶に乗っ取られていく
自分でなくなっていく恐怖
最初と最後では文調も全然違う
脳移植をして自分を失ってまで生きるのと、植物人間もしくは死ぬのとどっちがって答えを
アタシは出せないけど、両者とも自分はなくなるよね
事故は運命、不自然に生きる伸びるのはどうかと・・・
成瀬の言葉
「生まれ変わるのと自分を失っていく事は違う。
長い間育ててきたものが尽く無に帰す。それは死ぬってことなんだよ。
生きているというのは単に呼吸したり心臓が動いてるって事じゃない。
足跡を残すってことなんだ。」
やっぱり最後は哀しい結末

今回は事件とかではないので天晴れなトリックとかはなくドンヨリとした後味だったな

今度はスッキリ爽快な推理を期待しよう