【仮面山荘殺人事件】

前回の【グロテスク】がちょっと重かったので、簡単に軽く読めそうなものをChoice
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8人の男女が集まる山荘に、逃亡中の銀行強盗が侵入
外部との連絡を断たれた8人は脱出を試みるが、尽く失敗
恐怖と緊張の中一人が殺される
状況から考えて犯人は強盗たちではない
7人の男女は互いに疑心暗鬼にかられパニックに・・・
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こういう騙しは驚きですが、まぁアリかなぁと・・・
1990年の作品だそうなので新しくないのでね。
コレよりネタバレなので隠し文字で・・・
(クリックしてグリグリッてすると見えるかも)
(ケータイの方は、ゴメンナサイ。丸見えなのでスルーしてください)
主人公の婚約者が結婚式前に交通事故で事故死
その死を不振に思った家族他が、劇団員を雇ってまで総出で主人公を騙すというトリック
全てが演劇だなんて・・・そしてここで起きた殺人も芝居
そこまでして主人公を騙し、婚約者に対して殺意があったかどうかの真相を探り出す
家族・親類・親友の執念がスゴイ
ピルケースの薬がキーなんだけど、飲んだはずの薬がまた入っていた
実際、婚約者の鎮痛剤を睡眠薬とすり替えていた
それに気付かず婚約者はその睡眠薬を飲んで車を運転し事故を起こした・・・
と思われていたが、真実はすり替えられたことに気付いた婚約者はその薬を飲まずに自殺をしたのだ
証拠となる睡眠薬を捨てた上で・・・
やはり、東野圭吾作品は切ない
毎回書いている気がするけど・・・
想像していなかった最後だけにやっぱりスゴイ
※おまけ※
この本を買った時にかけられたカバー
JTのAdなんだけど
『吸われて。燃えて。捨てられて。
たばこじゃなければ泣いている。』
妙にエロくてシュール
ツボッた