博士の愛した数式&月の扉 | Que sera sera

博士の愛した数式&月の扉


博士の愛した数式

借りて読みました。

アタシはサスペンスが好きです。

これはサスペンスとは程遠い作品でした。

 交通事故で80分以上記憶出来ない数学博士の元で働く家政婦のお話(略しすぎ?)

なんだか静かに物語が進んでいき、最後は切ない感じの結末ですが・・・

実際、毎日自分の事を覚えていてもらえない人に感情移入できるのかなぁ。。。

記憶障害と言えば「頭の中の消しゴム」なんかもそうだけど、こちらは愛した人が判らなくなっていくやるせなさ。

記憶障害とは少し違うけど、「アルジャーノンに花束を」も頭の良くなった主人公が後に今のIQが無くなり何も判らなくなるのを自分で分かってしまうやるせなさ。(これは好きな本の一つです)



映画を見たいと思ったなぁ。

読んでる間中、博士は寺尾聰のイメージで読んでいった。というかピッタリシックリくる感じです。

でもどうしても家政婦が深津絵里のイメージには違和感があったなぁ。


ともあれ、こういう波波のない小説を読んだのは初めてだったから新鮮かなふふ~ん


で、もういっちょポイント


月の扉


【月の扉】

沖縄・那覇空港で起きたハイジャック事件。犯行グループ3人は警察に捕まっている<師匠>を空港まで連れて来る事。

その機内で乗客の死体が発見され事態が一変するという、スリリングなサスペンス


と、こちらの方が私の好みかも・・・と思っていた。

実際まぁオモシロかった

カリスマを異様に慕う部分が、なんだか宗教じみた感じもしましたが

最後は超常現象?で終わりました。。。汗


次は【グロテスク】を読んでます本*