今日こそ本当に完結編だ
自分がパチンコ依存症だと気付き、パチンコ依存症について詳しく調べた
驚くほど自分の状況と一致していた
間違いなく自分はパチンコ依存症だと確信した
そしてパチンコ依存症を克服する事はとても困難な事であると知った
それでもまだ思っていた
死ぬ気で決意すれば絶対にやめられるはずだ
本気で仕事に打ち込んで、パチンコから足を洗うんだ
よし！
営業に行くぞ！
と
向かった先はパチンコ屋だった
頭では分かっていた
絶対にやっちゃいけない事を自分はやっていると
このままでは全てを失い、人生が終わる
と
分かっていても無理だった
毎日営業にやる気を出して家を出た
夜のうちに明日回る現場や、営業トークにこれを使おう
などと準備をしていた
でも結局パチンコ屋にいた
打っていても楽しいという感情はなかったと思う
不安に押しつぶされそうになりながら打っていた
破滅に向かって進んでいるのは分かっていた
でもパチンコ屋にいないとソワソワしてどうしようもなかった
彼女には言えなかった
自分がパチンコ依存症である事が恥ずかしかった
昔は変なプライドがあった
20才で就職し、21才の頃には年収1000万以上あった
俺は出来る人間だ
そう思っていた
高いスーツを着てブランド物を身につけていた
同年代の人間が年収300万くらいで働いているのを心の中で見下していた
今思うと本当に愚かだった
バカとしか思えない
仕事をやめてもプライドだけは高く、生活水準も高いままだった
彼女はたびたび聞いてきた
仕事は上手くいってるの？
お金は大丈夫？
上手くいってるワケがない
毎日パチンコだ
お金が続くワケがない
だがこう答えていた
仕事？上手くいってるよ
もちろん儲かってるよ
と
そしてその嘘を隠すために借金をした
パチンコする為に借りた金ではなかった
でもそのお金でパチンコをした
そして負けてまた借金をした
返済日には返済の為に借金をした
地獄のループだった
パチンコやめなきゃ
明日は家賃の支払いだ
明後日は借金の支払いだ
来月は彼女の誕生日だ
友達の結婚式もある
今月水道代払ったっけ
毎日頭の中はメチャクチャだった
そしてある日
彼女から別れを告げられた
凄く悲しかったけど少しホッとした
嘘に嘘を重ねていく事に疲れていた
彼女を失い、住む家を失った
落ちるところまで落ちた
このまま俺の人生は終わっちゃうんだろな…
どうせパチンコやめられないし…
と思った
その時ハッとした
初めて自分がパチンコをやめられないと自覚した瞬間だった
今まではパチンコやめなきゃ
強い意志を持ってパチンコをやめるんだ！
そればっかり考えていた
それが開き直った事で、もう自分はパチンコをやめられないと自覚した
やめられないならどうすればいいんだ？
と、考えが変わった
答えは簡単だった
やめられないなら勝つしかない
と
パチンコ依存症との闘いが終わった瞬間だった
闘いを放棄したのだ
負けを認めたのだ
俺はこの病気には勝てない
克服出来ない
この病気を受け入れた上で生きる方法
パチプロになるしかなかった
全てのプライドを捨てて、自分がクズであると認めた
そこからどうなったかはまた書くかもしれないがまた別の話だ
現在
私がクズである事に変わりはない
でもプライドの高かった頃の自分より今の自分の方が100倍好きだ
男としてのプライドはないの？
こう聞かれた事がある
ないよ(´∀｀=)
負けを受け入れる事は勝ちと一緒だからね
それで解決に向かうならね
プライドなんぞクソだ
そしてその後パチンコ依存症はどうなったかと言うと
克服…とは言えないのかな
それで生活してるからね
でもまあパチンコ依存症というよりは期待値依存症だろう
人生終わりかけのクズが人生終わりかけではないクズに進化しただけだね
もし今ね
パチンコが趣味だけどどうも上手く付き合えてないな
趣味の域を超えちゃってるかもな
と思う方いらっしゃいましたら
もしかしたらそれはパチンコ依存症かもしれません
もし今ね
パチンコ依存症で悩んでる方いらっしゃいましたら
闘う事だけが解決法じゃないのかもしれません
もし今ね
1人で悩んでる方いらっしゃいましたら
プライドなんぞ捨てちまえ
パチンコ依存症の苦しみはなった人にしか分からない
他人には自業自得だと思われるだろう
そりゃそう思われるよ
なった事ないんだから
でもあれはれっきとした病気だ
誰だってなる可能性がある
もちろんみんなに理解される必要はない
経験者にしか理解出来なくて当たり前だ
死とか選んじゃ絶対にダメだ
経験者に相談して解決に向かう可能性がある
0が1になるだけかもしれないけどね
ご相談ございましたらこちらからご連絡下さい
さて、今日はバレンタインデーだね
少しいつもよりお洒落して稼働してるパチプロの方
パチプロがチョコもらえる訳ねぇぞ