本屋さんに行ったとき、帯の「2009年最高に面白い本大賞 文庫・文芸部門第1位」と「僕は号泣するのを懸命に歯を喰いしばってこらえたが、ダメだった」(児玉清氏絶賛!!)に惹かれて買った本です。

「0」は零戦のことです。
零戦に乗って特攻で命を落とした祖父の戦場でのことを調べている青年が、祖父を知る様々な人達に会い、話を聞いていくうちに、真実にたどり着くというような内容です。

この物語は小説ですが、祖父の知人(戦友)達が語る戦場の話は真実です。

本筋はもちろん感動しますが、太平洋戦争のこと、それに巻き込まれた人々のことが解りやすく書かれていて、とても考えさせられました。

戦争に関係する本は怖いのであまり読まないのですが、この本は読んで良かったと思いました。

電車の中で、クライマックスを読まなくてよかったと思います汗