★【墨田区】醤油が生まれる前、そばつゆは○○だった♪ | 毎日Happy☆ @モコ 乙女の日記♪

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1級フードアナリスト

旅行大好き、食べ歩きやスイーツ記事多めです。
メダカを飼っています。
2022年1月、わんこを飼い始めました。
2018年、家庭菜園始めました。


向島はいまでも料亭が点在する花街。
現在は 13 軒の料亭、粋な芸者衆がおよそ 100 名います。
その趣きを感じられるのが「向島七幅すずめの御宿」。料亭「すみ多」の蕎⻨好きな⼆代⽬⼥将が開いた江⼾蕎⻨のお店です。
8人だったので、予約して訪問しましたよ。
手前、金時草(きんじそう) 赤い汁は金時草から出たのポリフェノールです。
金時草の葉は、表面が濃い緑色に対し、裏は鮮やかな紫色をしています。この葉の裏の色が金時(キントキ)芋の色によく似ていることから、加賀地方では金時草と呼ばれるようになったとか。
奥はジュンサイです。
ジュンサイは水面に葉を浮かべる水草の一種で、時期は4月下旬から9月上旬。最盛期は6月頃です。
和風塩豚 750円
5年寝かせた黒胡椒付きです。
10割り蕎麦を型抜きしたもので、お塩でいただきます。かえでや、ききょう、瓢箪など、男性には、みやこどりのものを。
とうもろこしのかき揚げ天ぷら630円
こちらの「江⼾蕎⻨」の特徴は、つゆ。
江⼾初期にまだ醤油が⼀般的に無かった頃、⻑野のおしぼり蕎⻨のように、味噌を⼤根おろし汁に溶いた「江⼾つゆ」(味噌つゆ/垂れ味噌)につけて⾷べていたそうです。こちらでは、当時の味噌つゆを独⾃に復刻させたものを⾷べることができます。
蕎麦の実が入った入れ物は、雲錦(うんきん)といって、もみじと桜がはいってると、季節を問わず一年中使えます。
醤油ベースの蕎⻨つゆが流⾏ったのは、江⼾時代中期に野⽥醤油が誕⽣してから。
江⼾(味噌)と東京(醤油)の2つの蕎⻨つゆで味わえます。

味噌には、大根おろし・そばの実・青ネギの薬味、醤油には、白髪ねぎ・わさびの薬味を。
艶々しておいしそうですね。
一緒に行ったフードアナリストの先輩に、お蕎麦はすするではなく、手繰る(たぐる)という表現をするんだよと、教えていただきました。
大好きなうなぎもいただきました♪
食後のスイーツはスイカで。
店内にも雀さんがあしらわれています。
店内の緑は、落ち着く雰囲気。
帰りは鳥さんも、見送ってくれますよ。
江戸蕎麦とちょっと一口国産うなぎご飯1,650円をいただきました。