
向島はいまでも料亭が点在する花街。
現在は 13 軒の料亭、粋な芸者衆がおよそ 100 名います。

その趣きを感じられるのが「向島七幅すずめの御宿」。料亭「すみ多」の蕎⻨好きな⼆代⽬⼥将が開いた江⼾蕎⻨のお店です。

8人だったので、予約して訪問しましたよ。

手前、金時草(きんじそう) 赤い汁は金時草から出たのポリフェノールです。
金時草の葉は、表面が濃い緑色に対し、裏は鮮やかな紫色をしています。この葉の裏の色が金時(キントキ)芋の色によく似ていることから、加賀地方では金時草と呼ばれるようになったとか。
奥はジュンサイです。
ジュンサイは水面に葉を浮かべる水草の一種で、時期は4月下旬から9月上旬。最盛期は6月頃です。

和風塩豚 750円
5年寝かせた黒胡椒付きです。

10割り蕎麦を型抜きしたもので、お塩でいただきます。かえでや、ききょう、瓢箪など、男性には、みやこどりのものを。

とうもろこしのかき揚げ天ぷら630円

こちらの「江⼾蕎⻨」の特徴は、つゆ。
江⼾初期にまだ醤油が⼀般的に無かった頃、⻑野のおしぼり蕎⻨のように、味噌を⼤根おろし汁に溶いた「江⼾つゆ」(味噌つゆ/垂れ味噌)につけて⾷べていたそうです。こちらでは、当時の味噌つゆを独⾃に復刻させたものを⾷べることができます。
