春夏秋冬いつだって雨の日は好き

だって周りの全ての音を消し去り
私だけの心の音だけを奏でてくれる





勿論晴れの日も大好き

あまり好きでないのが
雨も降らさない曇りの日





ねぇお母さん
空は曇ってるのに
どうして雨がふらないの

それはね空の雲が
泣きたいけど泣き出すと止まらなくなるから
じっと我慢してるんだよ





我慢しないで泣いたらいいのにね


うんそうだね
でもね泣けない時もあるのよ

そっか
よく分かんないけど
雲さんが涙降らせたら
私が一緒に遊んで元気づけてあげるのに




やがて空は晴れ
母親に質問していた子供は
雨の事などすっかり忘れ

太陽に似た笑顔で走り出した





子供の涙
大人の涙
それぞれに悲しみを含んで雨は降るけれど

嬉し涙ならまだしも
どんな涙より
ひと時の笑顔の素晴らしさを
いつまでも心にもっていたいね




本当は泣きたい時には
思いっきり泣くのもいい


どっちやねん(⁠ʘ⁠ᴗ⁠ʘ⁠✿⁠)

その代わり後で笑える日々を見つけて欲しい