祇園ない藤 モダンな新作JOJO 御披露目会@九段ハウス | 荒井志保のLove Life♡

荒井志保のLove Life♡

ヘルスメディアプロデューサーとして、美容家、美容ブロガー、
コスメコンシェルジュ、ファッションアテンダント、モデルと
様々なジャンルでヘルシー&ビューティを発信

なんとまぁ、久しぶりに素敵な場所でのイベントに伺って参りました。

なんとまぁと言うほど、スペシャルだったの!!
 
一般公開はなかなか無く、イベント等でのみ入ることが出来るとか。
一度は訪れてみたいと思っていた九段ハウス!
備忘録でもあるので、なんと写真を100枚以上撮り、ここで紹介するのは50枚ほど。
ゆっくりお付き合いくださいませ。
 
 
 
イベントは京都で100年を超えて履物を作り続ける京都 祇園ない藤 
草履の老舗メーカーです。
 
 
贅沢な空間にシンプルな展示が一層ステキな草履を引き立てて
 
 
 
お庭からどうぞ…と、進んで行きました。
お庭も見事!
足場の石もアートしてます。
 
 
 
まずはお履き物を脱ぎ、草履orこちらに履き替えます。
靴下を履いておりましたゆえ、こちらのタイプに。
 
 
控えの印も何だか可愛らしい
 
 
草履タイプのお履き物、こちらが実は新作でした…!
カラフルで可愛いなぁと単純に思っておりましたが、最後に気づきましたワ。
 
 
 
邸宅の中は素敵な調度品も多数!
まるで明治時代の映画の中に居るようです。
 
 
 
もしくは白い巨塔…なんてねw
 
 
 
ランプのデザインが素敵で。色合いも素敵!
 
 
タイル張りの廊下も。
奥には噴水?も。
 
 
 
広いリビングが多数!
暖炉もあり、当時の華やかな雰囲気を想像しながら進むのも楽しい。
 
 
 
 
展示会は地下と二階までありました。
 
 
 
畳みの間では祇園のお店と同じものが飾られて。
 
 
 
 
花緒は約3000種類、台は約5000種類を超える品揃え。
様々な材料をふんだんに使った色とりどりの華やかさ、組み合わせやまさに千種万様!
 
 
お値段もさることながら、出来上がった履物は初めてお足入れをしていただいた時から,
その方が足にぴったりとなじみ、足裏に吸い付く履き心地と好評だそう。
歴代の総理大臣夫人、能、狂言、歌舞伎の役者の方々、伝統芸能関係の方々、
女優、作家、学者、文化人といった一流の目利きのお客様から長く愛されているそうです。
また、神社仏閣の各種儀式に利用される特別な履物の制作も行っているそう。
お客様の中には30年から50年前のものを修理し、お使いいただいている方々が
大勢いらっしゃるそうです。
 
 
 
舞妓さんが履くものも。
 
 
 
消化器が逆にレトロな小部屋
 
 
 
 
 
屋内テラスもあり、窓だけでなく通気口?も装飾のひとつとなっています。
 
 
 
 
 
格の高い下駄
 
 
 
 
畳みの間から見えるモダンな階段
この辺りからも邸宅の雰囲気が感じられます。
 
 
 
 
そしてこちらが初めて拝見した畳の素材の草履!
昔むかし、畳は位の高い方が使うものとされており、その畳を草履にすることは
大変上等な履物とされていました。
まるで足に吸い付くような心地よさとか。
ラウンドしている箇所も分厚くなるのに全体的にに均一な厚みなのも職人技。
高さが高いほど、格高の着物に合わせるそう。
手触りも滑らかでしたよ!
 
 
なんと土台だけで¥145000!
天然素材を使っており、手間暇がかかるモノですからね。
お寺の住職さんが履いているのも、こんな感じでしたよね?長持ちするし、足にも良いのだそう。
 
 
 
こちらは全面クロコ素材!
お値段も42万円…!
私のクロコのマノロブラニクはたしか30万円ほどだったような…
(昔のものは今よりはるかにお安かった)と、比べてみたり。
でもね、クロコは本当に丈夫だから、長く愛用出来ると思います。
ヒールの靴より土台が曲がったりしないから、お着物生活が長い方ならきっと、
その価値はお分かりになるハズ。
 
 
リザード素材もございましたよ!上品で大好き。
 
 
そして地下の展示場へ…
 
 
 
 
↑これもかなり面白い・・・
 
 
私は着付け講師の免許も持っており、着物も小物類も草履も大好き!
地下では女将の愛用していた50年来の草履がずらりと展示されていたのですが、
あまりに胸の高まりのため、その写真をほとんど撮り忘れていると言う失態を犯してしまったほど。
本当はもっと床一面に飾ってあったのに…!
 
 
 
こちらが嫁ぐ日に履いた花嫁衣装に合わせた草履
鶴の絵柄がなんとも可愛らしい。
レプリカ作っていただきたい…!
 
 
そして新作のJOJO。
JOJOの名前の由来は、童謡"春よ来い"に出てくる『赤い鼻緒のじょじょはいて〜』からだそう。
懐かしい!そして可愛く、あたたかみがありますね。
 
カラフル、かつ履きやすく、丸洗い可能、修理交換できるパーツも。
前ツボにはなんと、哺乳瓶の飲み口のシリコンが使われています。
これで鼻緒の痛さもなく、指に自然に力が入る形状でもあり、万全の設計です。
汚れたら、メラミンスポンジであるゲキ落ちくんで擦れば良いのも、現代的かつ
コスパ良い商品で長く愛用出来そうです。
 
 
ちょうど祇園ない藤の女将さんがいらっしゃったので、お写真をご一緒に…とお願いしました。
撮影後、ソファーに座っている佇まいさえ、映画のワンシーンのようで。
そこだけ明治、大正時代のようでしたワ。
 
 
 
ムフフ…新作をいただきましたよ。
ショッパーもモダン!
 
 
"ない藤"は新しい試みとして、manaプロジェクトを発足。
第一弾のJOJOは草履と言う日本の伝統的な履物の新しい形。
この素材とデザインなら洋服と合わせるのも、水着でもok!
近年浴衣に痛いからといってサンダルを合わせている女性が増えていますが、
これならば痛くないしモダン可愛い。
 
JOJOのパンフレットにはその経緯も書き示してあり、内容も素晴らしいので是非一足購入し、
その理念に触れていただきたい。
 
5代目の当主が東日本大震災の鎮魂のためインドへ訪れたり、はたまた源氏物語の
頭の中将のつぶやきだったり…と、小説並みの充実した内容です。
 
 
 
夢のような邸宅での展覧会でしたワ。
ケータリングも上品で美味しかったです。
オーブンで温めたカヌレ、フォアグラのサンドウィッチ、
ワインになる前のぶどうジュースとシャンパーニュをミモザ風にして。
 
image
 
 
 
 
お土産の可愛らしい干菓子
そして選んだJOJOは、グレーとコルク?素材のもの。
やっぱりライアンカラーw
愛犬がグレーだから、なにかと洋服もグレーに合わせやすいモノが多いのです。
少し肌寒い季節ゆえ、履くのは来年からか、もしくは海外でデビューとなるかも…!
白いカトレアの刺繍の着物に合わせようか、白いドレスに合わせようか・・・
考えているのもワクワク。
 
当初時間がなくて訪問できないかも・・・!と言っておられた某雑誌編集長もわざわざ駆けつけ、
夜のパーティに履いていくと言わしめた逸品です。