骨折初日(1)・それは突然のことでした | 足関節外果骨折の日記

足関節外果骨折の日記

約半世紀生きてきて人生初の骨折。

朝、社会人2年生の娘が起きてこない。よくあることだ。

自分で起きてこない社会人って私には信じられない。

娘は作業療法士(OTという)だ。病院に勤務している、夜勤はないがお休みは変則的。

あれれ、今日はお休みだったかしら、いや、違うよな、つい数日前に休みだったもの。

起こそう、2階で就寝している娘を起こす方法はいつものごとく、階下から叫ぶのだ。「おーい、起きんかいな!」って。

気候のよいときはドアを開けて寝てるから声は届きやすいが、この時期は階段の下まで行って、上を見上げて叫ぶ必要あり。

椅子に座っていた私は立ち上がって、階段の下にまで行こうと歩き出したとたん、


バタリ


と倒れました、いや、倒れたというか、結果的には倒れたのだけど、ちょっと違う。


私はもこもこの靴タイプのスリッパをはいていました。2週間ほど前にネットで気に入ってポッチリと購入したスリッパ。2足組でした。赤い方をおろしたんだ。


足関節外果骨折の日記-骨折したときにはいていたスリッパ

そのスリッパの中で足が泳いで、スリッパの中で(たぶんそうだと思う)右足の甲の部分が下になった。

つまりですね、バレリーナのトウ立ちをさらに行き過ぎたような感じ。


倒れたとたん、うめきました。すぐに起き上がれない。でも、娘、起こさなくちゃ。えびのように丸まった身体であおむけのまま、ずりずりと階段下まで移動して、声をかけた。


やっぱり娘は出勤日だった。「寝坊しちゃったー」と降りてきた娘は、うめき丸まっているワタシをみて、「どうした?」


「立てる?」


なんとか立てた。


「捻挫かな」と娘は言った。私もそうだろうな、と思った。痛みはあったけど、捻挫のときだってこんな感じだもんな。


娘、出勤のあと、私も出勤することにした。


雨が降っている。いつもは自転車で通勤することが多いのだが、徒歩だな。

足、痛いなあ・・・。急坂をのぼって歩くこと15分弱で、職場へ。


足関節外果骨折の日記-通勤で使う道

仕事中も痛かった。事務所でパートしてるのですが、その日に限って2階の印刷室に行ったりしないといけなくて、足をぴょこたんさせながら仕事した。


帰りは雨がやんでいた。痛みはひどくはならないけど、ずっとある感じ。ぴょこぴょこと時間をかけて歩いて帰宅。


まだ捻挫だと思っていた。病院へ行こうかどうしようか・・・。


家にはシップもたくさんあるし、痛みどめもロキソニンも余ってるのがたくさん。

行く意味ないじゃんねぇー。


単身赴任している夫に連絡したら、「念のため、病院へ行ったら?」と返信がきた。

ちょうど、この日は単身赴任先から一時帰宅する日だったので、いつも駅へ迎に行ってるけど、足が痛いから無理かも、と返事をして、病院へ行くことにした。


病院へ行くまえによく足をみてみたら、少しはれていた。

足関節外果骨折の日記-骨折初日の足 (続く)