モモココです。




すっかり暗くなった会社帰り
数十メートル前に
Oさんが歩いているのを発見。


寒さのせいか
肩をすくめ歩いている。


その後ろ姿をみたら
胸がギューと、痛くなった。



それは「同情」の仕業。




「可哀そうな人生だな」
「独りは寂しいだろうな」

と同情した。




そこから私の想像等が広がり

数年前、うつ病と闘ってたOさんを
思い出した。


毎朝、会社に行けるかどうか
闘いだった。
彼も物凄く辛かった数年間だったと思う。

 

あと、強烈に目に焼き付いているのは
会社の休憩所で、ポツンと座ってた姿。


管理職から降りて
一般作業者になった時
久しぶりに慣れない作業をして
疲れた顔とその姿。

当時、その姿を見て
私はショックを受けた。




当時は
Oさんの苦悩を近くで見ていて
私なりに一緒に闘ってた。


そんなことまで思い出し
何とも言えない気持ちになった。



ここで、ふと、我に返り

 

 


このままでは
私の想像の中で勝手に感情移入し
同情心が深くなってしまう。
だからといって
元に戻る気持ちは全くない。
1ミリも1%もない。




寂しいかどうかなんて、直接聞いたわけじゃないし
可愛そうな人生じゃないかもしれない。
その時、私が勝手にそう思っただけ。



ただ単に

Oさんの後ろ姿から
私が思った・思い出したことを

膨らませて
勝手に同情しただけ。






うん。そういうこと。