移植前だったか、後だったかに渡り蟹のパスタを食べることがジンクスとして有名ではある。
でもわたしはペペロンチーノが食べたかった。
だから、イカとトマトのペペロンチーノを頼んだ。
ほどよく辛くて美味しかった。
13:30〜14:30の間に500ml水を飲むように指示があったので、お店でゆっくりしながらコソコソと500mlペットボトルの水を飲み続けた。
14:30に排尿の指示があったので、お手洗いも借りる。
あまり尿が溜まっている感覚がない。
娘の時は、移植中も移植後もすぐにでもお手洗いに行きたいくらい尿意を感じていたけれど。
通院の時間になり、病院に向かう。
着いてから胚盤胞の説明があった。
凍結していた5日目3ABはアシステッドハッチングを施し、5ABに成長しました、と培養士さんから説明があった。
この子を授かりたい。
この子を産みたい。
もらった写真を見て、そう思った。
5ABとは言っても、雪だるまになっているかと言われると程遠い。
すこしだけ脱出しかけてる。
どうか殻から抜け出せますように。
15:30、胚移植を行った。
オプションにヒアルロン酸をつけた。
特に痛みもなく、無事移植できたみたいだ。
ただ、やはり尿溜めが甘かったのか、経腹エコーでは子宮が見えず、経膣エコーを用いての移植となった。
前回もそうだった。
なんでおしっこがたまらないのか。
辛いものをランチに食べているからだろうか。
前回はたしかチーズタッカルビをランチに食べたんだった。
移植後は特に日常生活の制限はない。
からだを冷やさないようにしてくださいね、と看護師さんに言われた。
ただ、今週末は遠出は避けようかなと思う。
フライング検査をどうしようか悩んでいる。
前回と前々回は、はやくから陽性が出れば嬉しいから、とBT3から検査していた。
BT7までずっと検査薬は真っ白で、ただはやく諦めるための検査になってしまった。
一縷の望みを捨てられず、BT5 陰性から陽性、BT6 陰性から陽性、BT7 陰性から陽性と毎日毎日検索魔になっていた。
仕事中も検索してしまっていた。
娘といる時まで。
あれをまた味わうのかと思うとげんなりする。
今回は控えようかとも思うけれど、判定日に向けた心づもりはあった方がいい。
未だに悩んでいる。

