みなさんこんにちは

蒸し暑い季節になりましたね。

今回は熱中症対策についてです。

いくつか対策予防と摂っておきたい栄養素をまとめました。

ぜひ参考にされてくださいね。

熱中症になりやすい人

 

・高齢者(水分を蓄積する筋肉の衰えから体内の水分量が減り脱水症になりやすい)

 

・乳幼児(体温調節機能が十分に発達してない)

 

・持病のもっている方

 

糖尿病の患者さんの場合、高血糖によって脱水症を起こしやすく神経障害のために暑さを感じにくくなっている方もいます。また利尿剤など服用している方は脱水症に気をつける必要があります。)

 

熱中症の症状(重症度分類)

 

初期)めまい、失神、たちくらみ、筋肉痛、筋肉の硬直(発汗に伴うナトリウム等の欠乏)

 

 

中期)頭痛、吐き気、嘔吐、下痢、倦怠感、虚脱感

 

 

重症期)意識障害、けいれん、手足の運動障害、高体温

 

⇒⇒⇒救急車を呼ぶ(涼しい場所に移動し、服を緩める) 

 

                  

脱水対策

 

水やお茶などでこまめに水分補給をします。

 大量に汗をかく場合は塩分補給が必要です。

 

ちょっと豆知識

 

スポーツドリンクは塩分とエネルギーを同時に補えるように糖分が多めに含まれています。

 

経口補水液は脱水補正が目的なので塩分が多めで糖分は少なめになっています。

 

体の内部の温度を上げない(11時~15時頃の日中の暑いときの外出を控える)

 

室内を涼しくする

 

エアコンと扇風機を兼用して温度をさげましょう。

 

高齢の方は暑さを感じにくく、エアコンをつけない方がいます。近年の暑さでエアコンをつけない室内では大変に危険です。

 

 

夏にとりたい栄養素・食材

 

夏バテを防ぐには食欲がなくてもできるだけ栄養バランスの良い食事をとるのが大切です。夏に不足しがちな3つの栄養素は特に重要です!!

 

ビタミンB1 ・・・【豚肉(特にヒレ・モモ)、卵、玄米、アボカド】

 

疲労回復に欠かせない栄養素です。体内に蓄えておくことができないので汗とともに排出されやすい

 

ビタミンC・・・【じゃがいも、パプリカ、果物(キウイ・グレープフルーツ】

ストレスを軽減するホルモン合成。暑さや疲労を感じるとこのホルモンが分泌されビタミンC不足

 

良質タンパク質・・【肉・魚・豆・大豆製品・卵】

からだをつくる材料であり、必須アミノ酸(食事でしか摂れない)をきちんと摂る必要があります。

次回の管理栄養士便りをお楽しみに

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