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あらすじ

東日本大震災から9年が経った宮城県の都市部で、被害者の全身を縛った状態で放置して餓死させるむごたらしい連続殺人事件が起こる。容疑者として捜査線上に浮かんだのは、知人を助けるために放火と傷害事件を起こし、刑期を終えて出所したばかりの利根(佐藤健)。被害者二人からある共通項を見つけ出した宮城県警の刑事・笘篠(阿部寛)は、それをもとに利根を追い詰めていく。やがて、被害者たちが餓死させられることになった驚くべき事件の真相が明らかになる。

解説

映像化もされた「さよならドビュッシー」などの中山七里の小説を原作にしたミステリードラマ。宮城県で発生した連続殺人事件の容疑者となった青年と、彼を追う刑事の姿から日本社会が抱える格差の実態を浮き彫りにする。監督は『楽園』などの瀬々敬久。『るろうに剣心』シリーズなどの佐藤健、『のみとり侍』などの阿部寛のほか、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都らが出演する。

監督と脚本は「64」を撮った瀬々敬久。大分県豊後高田市出身である。

京都大学文学部卒というエリートでもあり、自ら脚本を書き、映画も撮る。

映画「64(ロクヨン)」のような緊迫感あるストーリー展開、重苦しい映像、そして役者陣も最高だった。

過去と現代をシンクロしながら、核心に迫っていく展開に2時間はあっという間に過ぎた。

話は東日本大震災に遡る。このときに身内を亡くしたり、命からがら逃げることができたおばあさん遠島けい(倍賞美津子)と黄色のレインコートを着た女の子カンちゃん(子ども時代は石井心咲、大人時代は清原果耶)暗い表情の青年利根泰久(佐藤健)が

避難所で出会い、家族同然の付き合いが始まる。

その9年後に当時、生活保護担当だった職員の三雲(永山瑛太)と城ノ内(緒方直人)の他殺体が見つかる。その捜査にあたるのが

笘篠誠一郎(阿部寛)と蓮田智彦(林遣都)だった。

捜査線上にあがったのが利根泰久だった。動機は遠島けいが生活保護申請を取り下げ、餓死したのが当時の職員の三雲らが

強引にそうさせたのではないかということだった。

しかし事件は意外な展開になっていく。

久々に観てよかったので記事を書きましたので、見てください。