DVD鑑賞



解説
第71回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞したヒューマンドラマ。キリスト教の聖人ラザロとイタリアの詐欺事件から構想された物語で、無垢(むく)な青年を主人公に、孤立した地で生活する村民が外の世界に触れる様子が映し出される。監督は『夏をゆく人々』などのアリーチェ・ロルヴァケル。新人のアドリアーノ・タルディオーロ、『ハングリー・ハーツ』などのアルバ・ロルヴァケルらが出演する。

あらすじ
20世紀後半のイタリア。純朴な青年ラザロ(アドリアーノ・タルディオーロ)は、社会と隔絶した小さな村に住んでいる。そこの人々は、小作制度が廃止されたことを知らずにタダ働きを強いられていた。ある日、領主の侯爵夫人(ニコレッタ・ブラスキ)の息子が誘拐騒ぎを起こし、労働搾取の実態が世に暴かれる。

マーティン・スコセッシ監督が大絶賛したというカンヌ国際映画祭で脚本賞を取った

という話題の作品をレンタルで観た。

最初はのどかな田舎の、まだ文明が発展していない村のお話かと思った。

この時代において電球を交換しながら明かりを共有するなんて思わないし。

ラザロ青年は、朝から晩までよく働く。村のみんなから、いつも声をかけられ

頼まれた仕事はきっちりとやる。

この村の住民はみんな貧しい。現金収入がない。

こんなにみんなでがんばっているのに。

そして伯爵夫人というのが現れる。

この夫人の身内はみんな三度三度の食事といい、着ているものといい、

豪華だ。

搾取する者と搾取される者の構図のようだった。

ある時、伯爵夫人家の青年が家出をする。

そしてラザロと出会い、ラザロの隠れ家で生活することになった。

今の暮らしにうんざりしていたその青年は、「偽装誘拐」を企て、

伯爵夫人に身代金を要求するのであった。

そこから一気にストーリーが変わり、この村の住民が置かれていた

立場や伯爵夫人のやっていたことが暴露される。

ラザロはいなくなった伯爵夫人の青年を捜しに、町へと出て行く。

そこで目にするものはラザロには信じられない世界であった。

これから先はネタバレになるので、関心がある方は借りて観てくださいね。

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