劇場鑑賞



解説
人気作家・東野圭吾の小説を、『やわらかい生活』などの廣木隆一監督
が映画化。
現在と過去が手紙でつながる不思議な雑貨店を舞台に、養護施設育ちの
若者と、町の人の悩み相談を聞く店主の時を超えた交流を描く。
32年前から届く悩み相談の手紙に触れるうちに、人を思いやる気持ちを
抱く主人公を『暗殺教室』シリーズやテレビドラマ「カインとアベル」
などの山田涼介、雑貨店店主を数多くの作品で独特の存在感を見せてき
たベテラン西田敏行が演じる。



あらすじ
2012年、古くからの友人たちと悪事をした敦也(山田涼介)は、かつて
悩み相談を請け負っていた「ナミヤ雑貨店」に身を隠す。
敦也は廃業しているはずの店の郵便受けからした音に気付き調べてみると、
32年前に書かれた悩み相談の手紙があり、さらに郵便受けは1980年につ
ながっていた。
三人は困惑しつつも店主に代わり返事を書くと、また手紙が投函され……。



東野圭吾の作品をどう映画化するか楽しみにしていた。

原作は既読で、内容にぐいぐい入っていた覚えがある。

感動する作品の一つだったが、映画ではどうも今ひとつそれが伝わって

来なかった。

唯一良かったのは、ミュージシャンを目指して大学を中退した松岡克郎役の

林遺都が養護施設を慰問中に火事に巻き込まれ、幼い子を救ったあとに残された

曲が今も歌い継がれているというエピソードである。

不倫の末に子どもを宿した母親がその子を置いて亡くなったエピソードやビジネス

で成功して、自身も出身であった火事で焼けた養護施設を金銭面で支援するエピソード

等、内容が希薄であった。

原作の良さを十分引き出していないと思えた。

昭和の町を観光スポットにしている豊後高田市がロケ地となっているので、

ロケ地巡りをしてみたいと思った。

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