DVD鑑賞



解説
『赤い月』などの常盤貴子、『能登の花ヨメ』などの田中美里、
テレビドラマ「渡る世間は鬼ばかり」シリーズなどの藤田朋子
らが顔をそろえたヒューマンドラマ。
1980年代、自主映画制作に打ち込んで青春時代を謳歌(おうか)
した女子高生たちの友情と30年後の再会を活写する。
メガホンを取るのは、『朝日のあたる家』などの太田隆文。
津川雅彦、烏丸せつこ、別所哲也らベテランも共演。
ハートウォーミングな物語に加え、再現された1980年代の衣装
や美術なども見どころ。



あらすじ
1983年。
松田聖子や中森明菜といったアイドルたちのヒット曲が流れ、
マイケル・ジャクソンのアルバム「スリラー」が世界を席巻する中、
田舎町に暮らし、地元の映画館に通い詰めていた女子高生3人組。
やがて彼女たちは、町の人々も巻き込みながら8ミリ映画を制作する
ことに。
より友情と絆を深めていく彼女たちだが、卒業直前に起きた事件が
きっかけで別々になってしまう。
それから30年後、彼女たちは再び顔を合わせる。



これは日本版「ニュー・シネマ・パラダイス」だ。

80年代、今のように携帯電話やDVDもなく、唯一の娯楽がテレビと

映画だった時代。

日本の景気はアメリカに迫るバブルの時代でもあった。

田舎の女子高校生3人が、自主映画を作って、文化祭で上映する計画

をすすめていたが、女子高校生の親が風紀を乱すという理由で、学校に

圧力がかかり、その計画も幻になってしまった。

30年後、3人は再会。しかし1人は末期のガン患者になって、余命

わずか。

多香子(常盤貴子)が30年ぶりに故郷に戻り、当時の場所を歩くが、

貸しレコード屋、たいやき屋、映画館、向日葵の丘はもうすっかり変

わってしまった。

当時の思い出だけがそこにはあった。

30年前の夢を実現しようと、友人の夫(別所哲也)が発起人となって、

今は営業をやめた映画館で上映することになった。

そしてラスト、まさに「ニュー・シネマ・パラダイス」を彷彿とさせる

シーン。

映画を愛する者たちに捧げる一本である。

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