DVD鑑賞



解説
『キャッチボール屋』などの大崎章がおよそ10年ぶりに監督を務め、
『百円の恋』などの脚本家の足立紳と組んで放つ人間ドラマ。
40歳を前にいまだにさえない人生を送る主人公が、映画監督として
巻き返しを図る姿をモノクロームの映像で描く。
主演を『ラブ&ピース』などの渋川清彦が務め、その兄を数多くの
出演作を誇る光石研が好演。
河井青葉や渡辺真起子らが共演した再生の物語に心を動かされる。



あらすじ
妻子と別居中のうだつの上がらない映画監督タカシ(渋川清彦)は、
ガンで入院中の兄マサル(光石研)の看病を理由に実家に戻っていた。
彼の仕事は神社へのお参りと、兄のために夕飯の支度をすること。
タカシは売れないシナリオライターで、地元の仲間藤村(岡田浩暉)
とつるんでいたが、ある日、涼子(河井青葉)という女性を紹介され……。



タカシ(渋川清彦)は妻から離婚を突きつけられ、今、別居中の身。

売れない映画監督としてほぼ無職の状態。

ガンを患って闘病中の兄マサル(光石研)の食事を作りながら、新作

を持ち込むがなかなかOKがもらえない。

タカシの親友、藤村はあるとき、独身のマサルに涼子という女性はどう

かと紹介されるが、自分がまず会ってみることにした。


涼子はなかなかの美人で、地元ローカル誌の編集者をしていた。

タカシは別居中であり、子持ちだということを隠して、デートに

こぎつける。

何度かデートを重ねるうちに、ほんとのことを言うしかないと

つい口にしたら、涼子の怒りは頂点に達し、破談。

そして妻からも「子どもと会う時間は好きなだけあげるから、私と

別れて、新しい人生を歩んでちょうだい」と離婚届に印鑑をついて

送ってくれという。

なにもかもうまくいかないタカシだが、兄マサルと涼子を引き合わせ、

そのカップルはうまくいった。

恋のキューピット役は果たせてよかったタカシ。

駄目な男の再生物語を全編モノクロームで描く作品。

どこか哀愁が漂うけど、笑いもある映画であった。


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