DVD鑑賞



解説
『ビフォア』シリーズなどのリチャード・リンクレイター監督が
メガホンを取り、6歳の少年とその家族の12年にわたる軌跡をつ
づった人間ドラマ。
主人公を演じた新星エラー・コルトレーンをはじめ、主要人物4
人を同じ俳優が12年間演じ、それぞれの変遷の歴史を映し出す。
主人公の母をパトリシア・アークエット、母と離婚しアラスカに
行ってしまった父をイーサン・ホークが熱演。
お互いに変化や成長を遂げた家族の喜怒哀楽を刻み付けた壮大な
歴史に息をのむ。



あらすじ
メイソン(エラー・コルトレーン)は、母オリヴィア(パトリシア・
アークエット)と姉サマンサ(ローレライ・リンクレイター)とテキ
サス州の小さな町で生活していた。
彼が6歳のとき、母は子供たちの反対を押し切って祖母が住むヒュー
ストンへの引っ越しを決める。
さらに彼らの転居先に、離婚してアラスカに行っていた父(イーサン・
ホーク)が1年半ぶりに突然現れ……。



観たかった映画が今回ようやくDVDになり、レンタル開始ということで

早速借りた。

これはメイソン(エラ・コルトレーン)を中心にした家族の12年間の

物語である。

6才のメイソンが高校を卒業し、親元から巣立って行くまでの過程を

丹念に描くドキュメンタリータッチの映画でもある。

母オリヴィア(パトリシア・アークエット)は父(イーサン・ホーク)

と別れ、祖母の暮らすヒューストンで大学院で学び、大学の先生になり、

自立する道を選ぶ。

2週間に一度子どもたちと会う父(イーサン・ホーク)がいい

味を出している。

二度目の父の家庭内暴力に耐えかね、再度、家を出たメイソンと

姉(ローレライ・リンクレイター)の心の傷をなにげなく遊びに

連れていき、話を聞き、時には自分の体験談を話し、少しずつ

癒してくれる。

そんな父は新たな家庭を持ちながらも、子どもたちの成長を見守り

続ける。

メイソンは高校生になり、パトリシアは大学生に、そんな二人に

恋愛は自由にやれ、ただし、子どもを作るのは駄目だぞ。

と諭すイーサン・ホーク。

メイソンが恋人と別れたときにもイーサン・ホークは大学に

入ればいくらでもおまえになびくやつが出てくるから心配するな

と励ます。

高校卒業前に、母オリヴィアがメイソンに「私の人生はいったい

なんだったの?あなたを育て、離婚して、高校まで出し、自立させ

たらもう私の人生は終わったみたいなものという」と漏らすシーン

が印象的だ。

2時間40分の長い映画だが、12年間の人生をよくこの中にまとめた

なと思う。

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