DVD鑑賞



解説
新鋭の蔦哲一朗が監督を務め、『デッド寿司』などで
アクション女優として活躍する武田梨奈をヒロインに
迎えて放つ人間ドラマ。
徳島県の祖谷を舞台に、都会から村を訪れた男と人里
離れた山中で昔ながらの生活を送る村人たちとの交流
を描く。
舞踊家の田中泯や『さよなら渓谷』などの大西信満ら
が共演。
35ミリフィルムに焼き付けられた四季折々の風景や、
自然と共生することの大切さを訴える内容に感銘する。



あらすじ
ある日、自給自足の生活を夢見る工藤(大西信満)は、
東京から豊かな自然が残る徳島県の村にやって来る。
だが、見た目は穏やかな田舎でもイノシシなどの害獣
と村人との戦いや、地元の土建業者と自然保護団体と
の反目などいろいろな問題が起きていた。
そんな折、彼はへんぴな山奥で暮らすお爺(田中泯)
や春菜(武田梨奈)と知り合い……。



この作品を作った蔦哲一朗監督は、山びこ打線で

甲子園の頂点に上り詰めた池田高校元監督で故蔦

監督のお孫さんらしい。

35ミリのフィルムで徳島の秘境、祖谷の四季を

撮り続けていた。

主演はアクション女優の武田梨奈、そして脇を田中

泯がつとめる。

武田梨奈演じる春菜のお爺さん役を演じていたが、

台詞はほとんどなし。

しかし主演の武田梨奈をしっかり支えていた。

祖谷のかずら橋や山々の景色がそれは見事であった。

祖谷の自然を守ろうとする団体と祖谷の開発で飯を

食ってる住民らとの対立や春菜やお爺さんのように、

祖谷で自給自足をしながら静かな生活を送っている

人々の暮らしなど、地方が抱えている問題を提起

していた。

春菜がお爺さんを亡くした後、祖谷を離れ、都会暮

らしを送るのだが、これまでの性格とうって変わって

全くしゃべらなくなってしまう。

そして故郷祖谷に戻り、お爺さんの幻影に出会うところ

でこの話は終わるが、自分が生まれ育った故郷が結局

一番なんだなぁとつくづく思う。

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