DVD鑑賞

1999年作

北野武 監督





解説
母を探す少年と中年男との旅を描いた北野武監督による
ロードムービー。
これまでの北野作品とは一転、鋭利なバイオレンス描写
を排し、ヒューマン・タッチの温かな作品に仕上がって
いる。
ビートたけし、関口雄介、岸本加世子、吉行和子共演。
祖母と暮らす小学3年生の正男は、夏休みを利用して写真
でしか見たことのない母に会いにゆく事を決意。
そんな正男を心配した近所の主婦は、無職でブラブラして
いる自分の夫・菊次郎を同行させる。
嫌々引き受けた菊次郎は、少年との旅も右往左往でいい加減。
だがそんな2人の間にもやがて交流が生まれ、ついに正男
の母と対面の時を迎えるが・・・。



私的には北野作品の中で好きな作品を三つ挙げるならば、

「HANABI」「キッズ・リターン」「菊次郎の夏」

である。

ロード・ムービーで、ところどころのエピソードを織り交

ぜながら、すすんでいく。

たけし軍団の面々も役の中でいろいろな試練を受ける。

裸になったり、タコや魚になったり、体当たりの演技だ。

北野武流笑いのセンスはこの映画でも健在である。

母をたずねて三千里というアニメをモチーフに、愛知県

豊橋市までヒッチハイクする菊次郎こと北野武と正男こと

関口雄介の疑似親子体験は、涙を誘う。

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