劇場鑑賞作



解説
第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した深町秋生
の小説「果てしなき渇き」を、『告白』などの中島哲也が実
写化したサスペンスミステリー。
謎の失踪(しっそう)を遂げた娘の行方を追う元刑事の父親が、
いつしか思いも寄らなかった事態に引きずり込まれていく姿を
活写する。
名優・役所広司を筆頭に、『悪人』などの妻夫木聡、『ゆれる』
などのオダギリジョーら、実力派が大挙して出演。
中島監督ならではの鮮烈なタッチに加え、ヒロインに抜てきされ
た新人・小松菜奈の存在感にも注目。



あらすじ
品行方正だった娘・加奈子(小松菜奈)が部屋に何もかもを残し
たまま姿を消したと元妻から聞かされ、その行方を追い掛けるこ
とにした元刑事で父親の藤島昭和(役所広司)。自身の性格や言
動で家族をバラバラにした彼は、そうした過去には目もくれずに
自分が思い描く家族像を取り戻そうと躍起になって娘の足取りを
調べていく。
交友関係や行動を丹念にたどるに従って浮き上がる、加奈子の知
られざる素顔に驚きを覚える藤島。
やがて、ある手掛かりをつかむが、それと同時に思わぬ事件に直
面することになる。



中島哲也の新作というならば、たとえ評価が微妙でも劇場で観る

ことにしている。

彼は映像の魔術師である。

今回も音楽と映像はスピーディーに展開し、客を飽きさせない。

しかし今回は時系列が交互に行ったり来たりで、集中して観ない

と置いて行かれる。

新人、小松菜奈を小悪魔的少女として描き、そして父親の藤島昭

和役の役所広司が極めてバイオレンスな存在として描かれている。

暴力のオンパレードと前半からずっと血が流れている。

今作は観る者を選ぶ映画かもしれない。

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