DVD観賞



解説
『アヒルと鴨のコインロッカー』『ポテチ』の名コンビ、中村義洋監督
と主演の濱田岳が再びタッグを組んだ青春作。
小学校卒業を機に、団地から一歩も出なくなった主人公の12歳から30歳
までの喜怒哀楽を追い掛ける。
その同級生を倉科カナ、永山絢斗、波瑠ら注目の若手俳優たちが演じ、母
親役の大塚寧々やケーキ店店主役のベンガルらベテラン俳優たちが作品に
彩りを添える。
昭和のシンボル団地を舞台に展開する心温まるストーリーが胸に響く。

A Day In The Life


あらすじ
1981年、小学校を卒業した13歳の悟(濱田岳)は、担任教師の静止を振り
切り団地の外へ一切出ずに生活していくことを宣言する。
才色兼備な隣人の松島(波瑠)にはその無謀な計画は鼻で笑われるが、彼
は中学にも行かずに独自の信念に従った生活を確立していく。
母親のヒーさん(大塚寧々)は、そんなマイペースな息子の姿を優しく見守
っていた。

A Day In The Life


中村義洋と濱田岳がタッグを組んだ作品はどれも外れはない。

悟(濱田岳)は、小学校卒業のある出来事を機に学校に行けなくなった。

そして12歳から30歳までの18年間を団地の外には一歩も出ずに、生活を

送ってきた。

悟の住んでいた団地はマンモス団地で、そこには床屋から食料品店、専門店

などほぼ生活の全てをまかなうことができた。

しかし時が経ち、団地の友だちは一人去り、二人去り、どんどん減っていった。

今の日本社会も都会の団地には子どもが巣立ち、残っているのは高齢者ばかりと

いうのも珍しくなくなってきている。

映画は、昭和の活気のある時代から平成にかけての物語であろう。

どこか懐かしく、そして感慨深いものがある。

濱田岳は童顔なので、中学生役から成人役まで一人で演じている。

悟がなぜ団地から出られなくなったか、それも途中にニュース番組というスタイル

で挿入しながら、やがて旅立っていくまでを映画は追っている。

ケンカあり、恋愛あり、就職活動ありの青春映画に仕上がっている。

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