DVD観賞



解説
カナダ・モントリオールの小学校で、担任教師の突然の死に
動揺する生徒たちと、その後任となった一風変わった教員と
の交流を描いた人間ドラマ。
子どもたちと誠意を持って向き合うラザール先生の姿を通し、
人生の意味や教育のあり方を繊細に紡いだ物語は、世界各地
の映画祭で絶賛され第84回アカデミー賞外国語映画賞にノミ
ネートされた。
監督は、『本当に僕じゃない!』のフィリップ・ファラルドー、
主演は『いのちの戦場 -アルジェリア1959-』のモハメッド・
フェラッグが務める。

A Day In The Life


あらすじ
モントリオールの小学校で、担任の女性教師が教室で亡くなり、
生徒たちは動揺を隠せずにいた。
そんな中、アルジェリア出身の中年男性バシール・ラザール
(モハメッド・フェラッグ)が教員として採用される。
ラザールの指導方法は風変わりであったが、常に真剣に向き合う
彼に生徒たちは、少しずつ打ち解けていく。
一方、ラザール自身も心に深い傷を抱えており……。

A Day In The Life


担任教師がクラスで首をつって自殺していた。

その場面を偶然見つけたのが、シモンという男の子。

アリスという女の子はシモンが変な噂を流したからじゃない?

と疑っていた。

ラザールは、死んだ担任教師の代役としてこのクラスを受け持つ

ことになる。

学校側は担任の死を子どもたちから遠ざけようとするが、ラザール

は、教室で自殺すること自体が異常と、かえって担任の死に子ども

たちを向き合わせようとする。

校長と教育方針で対立するラザールだが、彼自身もアルジェリアの

内戦で家族を失い、カナダに永住しようとしていた。

最初はラザールの教育方針に反発する生徒たちだったが、次第に

懐き、シモンの疑いも晴れる。

結局、担任の死の真相は謎のまま。

シモンの涙を流しながら、真実をしゃべるシーンは圧巻。

ラザールの最後の授業での子どもたちと彼とのやりとり、静か

に去っていくラザール。

アルジェリア出身のバシール・ラザールという誠実な教師と

心のケアが必要な子どもたちの交流を描いた良作。

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