DVDでの観賞



解説
『アフター・ウェディング』などのスサンネ・ビア監督が、暴力や
憎しみに満ちた世界の中で希望を見いだしていく人々の姿を描き、
第83回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した感動作。
ある2組の家族が抱える葛藤(かっとう)から複雑に絡み合った世界
の問題を浮き彫りにし、登場人物それぞれが復讐(ふくしゅう)と許
しのはざまで揺れ動くさまを描写。
キャストにはスウェーデンで活躍するミカエル・ペルスブラント、
『ある愛の風景』のウルリク・トムセンら実力派がそろう。

A Day In The Life


あらすじ
医師アントン(ミカエル・ペルスブラント)は、デンマークとアフリカ
の難民キャンプを行き来する生活を送っていた。
長男エリアス(マークス・リーゴード)は学校で執拗(しつよう)な
いじめを受けていたが、ある日彼のクラスに転校してきたクリスチャン
(ヴィリアム・ユンク・ニールセン)に助けられる。
母親をガンで亡くしばかりのクリスチャンと、エリアスは親交を深めて
いくが……。

A Day In The Life


アカデミー外国語映画賞に輝いた本作、この映画では暴力とそれに対す

る復讐、そして赦しがテーマとなっている。

医師アントンは、アフリカの難民キャンプで毎日、過激派ゲリラによる

暴力で傷ついた子どもや女性の治療に追われていた。

一方、息子のエリアスも学校で執拗なイジメにあっていた。

イジメにあっていたエリアスを救ったのが、転校生のクリスチャン。

その彼は、最愛の母親をガンで亡くすという暗い過去を引きずっていた。

次第にエリアスとクリスチャンは仲良くなり、行動を共にする。

そしてクリスチャンはエリアスのいじめの中心になっている子に制裁を

加える。

エリアスの父、アントンは暴力では何も解決しないとエリアスたちを

叱責する。

アントンはそんなヤツに構うことはいらない、相手にしないことが一番だ。

と諭すのだが。

アントンに暴力を振るった地元の町工場のオヤジに復讐を誓うクリスチャン

とエリアスは、大胆な行動に出ようとしていた。

その行動が悲劇を巻き起こすのであるが・・・・

暗く陰惨な映画かといえば決してそうではない。

ラストの赦しの行為、そしてゆっくり訪れようとしているアフリカ難民キャンプ

の平和。

あとから静かな感動がやってくる映画である。

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