DVDでの観賞



解説
第64回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でオープニング上映され
高い評価を受けた、『ミルク』のガス・ヴァン・サント監督による
一風変わった青春ドラマ。
葬式に参列することを日常とする、死に取り付かれた青年と、不治
の病に侵された少女の恋を繊細に描く。
主演は、デニス・ホッパーの息子ヘンリー・ホッパーと、『アリス・
イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカ。
2人を見守る重要な役どころで、日本の実力派俳優・加瀬亮が出演し
ているのも見逃せない。

A Day In The Life


あらすじ
交通事故によって両親を失い、臨死体験をした少年イーノック
(ヘンリー・ホッパー)のただ一人の友人は、彼だけにしか見
えない死の世界から来た青年ヒロシ(加瀬亮)だけであった。
他人の葬式に参列するのが日常的なイーノックは、ある日、病
によって余命いくばくもない少女アナベル(ミア・ワシコウスカ)
と出会う。

A Day In The Life


ガス・ヴァン・サント監督のこれまでの作品「ミルク」「エレファント」

「グッド・ウイル・ハンティング」等は好きな作品であり、彼の映画

ということもあり、興味があった作品。

両親を交通事故で亡くし、自ら臨死体験も経験し、赤の他人の葬儀に

参加することが日常の生活の一部となっている孤独な青年のイーノック。

そしてイーノックにしか見えない元特攻隊の亡霊のヒロシ。

余命幾ばくもないガン患者のアナベル。

ヒロシとイーノックは死との交流点を、イーノックとアナベルの淡い恋

は生への枯渇を描いている。

静かな映画だが、イーノックとアナベルの短くもはかない恋は、とても

美しい。

秋から冬へと変わる情景も綺麗である。

約1時間半という短い映画だが、観る価値は十分にある。

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