NHK BSシネマにて観賞 



A Day In The Life


解説
老女デイジーと、初老のベテラン黒人運転手ホークとの友情を描いた
ヒューマン・ドラマ。
1948年、夏。
長年勤めた教職を退いたデイジーは未亡人。
まだまだ元気いっぱいの彼女だったが、寄る年波には勝てず、ある日
運転中にあやうく大事故を引き起こしかける。
亡くなった父の跡を継いで会社の社長となっていた息子のブーリーは、
そんな母の身を案じ、専用の運転手を雇うことにした……。

A Day In The Life


最高齢でアカデミー主演女優賞を受賞したジェシカ・タンディ主演

のヒューマン・ドラマ。

その運転主役で、モーガン・フリーマンが出ている。

前から老け役が多かったせいか、20数年前の映画だが、あまり変わ

ってない気がする。

この当時の南部の黒人の地位は、俄然低く、裕福な白人家庭の使用人

やお手伝いという仕事を占めていた。

ジェシカ演じるデイジー未亡人も最初は、運転手のモーガン・フリーマン

を疎ましく思っていた。

モーガン・フリーマン演じる運転手は、デイジーの我が儘に時として、反論

するも最後まで、投げ出さずに職務を遂行する。

デイジーがあるとき、亡くなった旦那の墓参りにお供する際、自分は字が読め

ないので、花をどこに添えていいかわからないと自分のハンディーキャップを

吐露する場面は、ちょっと切なかった。

しかしデイジーがクリスマスプレゼントにフリーマンに差し出す読み方の本に

は胸が熱くなった。

少しずつ距離を縮め、デイジーはモーガン・フリーマンを唯一の親友と認める

シーンは見逃せない。

黒人差別が特に激しかった南部の背景も注目してほしい。

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