新作DVDで早くも登場



解説
残された家族を守るため、失踪(しっそう)父親捜しの旅に出た少女の
姿を描く人間ドラマ。
薬物中毒や貧困といった社会問題を盛り込み、過酷な境遇を力強く生き
る少女の成長物語を紡ぎ、サンダンス映画祭グランプリなど世界各地の
映画祭で絶賛された。
監督は、長編2作目となるデブラ・グラニック。
ヒロインを、本作で第83回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた
ジェニファー・ローレンスが熱演するほか、『アメリカン・ギャングスター』
のジョン・ホークスら実力派が脇を固める。

A Day In The Life


あらすじ
ミズーリ州に住む17歳のリー(ジェニファー・ローレンス)は、心を病んだ
母に代わって幼い弟と妹の世話に励み、その日暮らしの生活を切り盛りして
いた。
そんなある日、ドラッグの売人をしていた父親が逮捕され、自宅と土地を保釈
金の担保にしたまま失踪(しっそう)してしまう。
家を立ち退くまで残された期間は1週間、リーは家族を守るべく父親捜しの旅に
出るが……。

A Day In The Life


アメリカの貧困、ドラッグ問題がテーマの本作。

フローズン・リバーという映画でもアメリカが抱える格差社会を垣間見ることが

できたが、本作でも同様で、17歳の少女が幼い姉妹の面倒を見、鬱病で働けない

母親の介護もしていた。

父親はドラッグの売人で、逮捕され、保釈されたが、その保釈金の担保が自分

の家と土地であった。

家を立ち退くまでの期間が一週間。

それまでの間に父親を捜さないと、家も土地も手放し、出ていかなければ

ならない。

当面の生活は、自分が飼っている牛を手放したり、狩りをして野禽の肉を食べて

凌ぐという、どん底の貧困であった。

しかしその中でも17歳のリーは家族の生活を守るために、父親の兄を頼りに、

一緒に探すことになる。

父親を捜すことで自分が危険に晒されることを恐れる兄、まわりの知り合いも

この問題は触れないほうが身のためだといって、首を縦に振らない。

父親は無事見つかり、保釈金の担保問題は解決するのか?

どんなに不運な目に逢おうともあきらめずに、立ち向かっていくリーの行動、

そしてラストに待つ微かな希望、地味な映画だが、観て損はしない内容である。

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