毎日新聞の映画評で一押しの映画であったことも

あり、最寄りの劇場で鑑賞



解説
ナチス占領下のパリで行われたユダヤ人迫害、ヴェルディヴ事件を題材に、
過去と現代を交錯させながらユダヤ人一家に起こった悲劇を描く感動的な
社会派ドラマ。
世界中で300万部を売り上げたタチアナ・ド・ロネの原作を基に、
『マルセイユ・ヴァイス』のジル・パケ=ブランネール監督が映画化。
『イングリッシュ・ペイシェント』などのクリスティン・スコット・トーマス
が、アウシュビッツについて取材するジャーナリストを好演。
次第に解き明かされる衝撃の事実とラストに胸を打たれる。

A Day In The Life


あらすじ
1942年、ナチス占領下のパリ。
ユダヤ人一斉検挙によってヴェルディヴに連れてこられた人々の中に、少女サラ
はいた。
それから60年後。
パリに暮らすアメリカ人ジャーナリストのジュリア(クリスティン・スコット・トーマス)
は、アウシュヴィッツに送られた家族を取材するうちに、かつて自分のアパートで起こった
悲劇を知ることとなる。

A Day In The Life


少女サラの一家は、警察によって一斉検挙される前、

サラの弟だけはアパートの鍵のかかる隠れ納戸にかくまった。

そしてサラは「また戻ってくるからそれまでは絶対、ここから出ちゃダメよ」

と一言残し、鍵を持って出ていく。

すぐに帰れると思っていたはずだったが、サラと両親が連れてこられたのは、

ヴェルディヴという収容所だった。

パリに一人残してきた弟が気がかりだったサラは、友だちと脱走を図る。

途中、かくまってくれた老夫婦の助けを借りて、アパートに戻ったサラが

目にしたものは、弟の腐乱死体だった。

その光景にショックを受けたサラ。

時は現代、ジャーナリストのジュリアは義父母が暮らすアパートが実はかつて

サラ一家が暮らしていたところだったことを知る。

これまでずっと隠してきた義父がそのことを教えてくれたのである。

サラの行方を探るうちに、アメリカへ渡っていたことがわかり、ジュリアは

自分の出身国でもあるアメリカに舞い戻る。

しかしサラは亡くなっていた。

サラの夫は生きていたが、重病で話ができず、後妻から

サラの長男がイタリアに住んでいることを知り、ジュリアは

イタリアに渡るが、その長男は自分の母のことをよく知らされてなく、

ジュリアと口論になる。

ラスト、サラの長男が父親が亡くなる前に渡された日記を紐解き、

ジュリアと再会する。

このラストがいい。

アウシュビッツ関連の映画は悲惨で救いようがないものが多い中、

このラストは感動的である。後でジワッとくるものがある。

未見の方、この映画、お勧めの一本である。

機会があれば是非。

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