劇場にて鑑賞

映画はモノクロームな世界観。

モノクロームって、Artを感じさせて

くれますよね?

解説
『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレスが、ノーベル
文学賞受賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説を映画化した心理パニック
・サスペンス。
視界が真っ白になる伝染病がまん延する状況下で、人間の本性や社会
の恐怖をあぶり出していく。
出演は『ハンニバル』のジュリアン・ムーアをはじめ、日本からは伊勢
谷友介と木村佳乃が参加するなど、国際色豊かなキャストが実現。
サスペンスフルな展開と深遠なテーマで見せる注目の衝撃作。

A Day In The Life


あらすじ
街の交差点に止まった車の中で、何の前ぶれもなく突然目が見えなく
なった男(伊勢谷友介)がパニックに陥る。
その後、男は検査を受けるが原因は一向にわからない。
しかも彼に接触した者も次々と視界が白くなり、目が見えなくなって
いった。
そんな中、療養所と呼ばれる隔離病棟が設けられ、発症者は強制的に
収容されるが……。

A Day In The Life


これ、以前観た「ミスト」と似ていて、人間の醜さを描き出して

います。

極限状態に陥った人間は、食欲、性欲、むき出しの動物ですね。

隔離病棟に入れられた患者たちの中にも、独裁者が出てきます。

その独裁者を演じるのが「バベル」にも出ていたガエル・ガルシア・

ベルナル。

食糧は配給制ですが、その食糧を独り占めしようとします。

その食糧を他の患者たちに分け与えようとするが、タダというわけ

にはいかず、金目になりそうなものを出せと命令するわけです。

次が金はもういい。女を提供しろ。そうすれば食糧を分けてやる。

そして女たちを犯しまくるわけです。

もう欲望の塊ですよ。

収容所を出た患者たちは、街中にあふれている目の見えなくなった人

たちと食糧争奪戦をするわけですが、これはもうゾンビー状態でした。

ラストは一応希望が持てるものでしたが、全編、暗い話です。

マーク・ラファエロ、ジュリアン・ムーア、伊勢谷友介、木村佳乃、

ガエル・ガルシア・ベルナルなどの俳優陣、そして監督はサンパウロ

出身のフェルナンド・メイレレス。

何とも国際色豊かです。これは「バベル」同様、好き嫌いははっきり

分かれますね。

僕は、嫌いじゃない映画でしたけど。

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