三浦友和主演ということ、そして映画評でも評価が高いという

理由で借りてきました。



解説
末期がんの妻を9か月もワゴン車に乗せて日本各地をさまよい、保護責任者
遺棄致死の罪状で逮捕された男性が事件の裏側をつづった手記を映画化。
工場経営が傾き多額の借金を背負い、必死に職探しをする夫と末期がんの妻
が、死を見つめながら続けた272日間、およそ6,000キロに及ぶ旅路を描き
出す。
監督は、『初恋』の塙幸成。絶望的な状況でありながら深く純粋な愛で結ば
れた夫婦を、『転々』の三浦友和と『おとうと』の石田ゆり子が渾身(こんしん)
の演技を見せている。

A Day In The Life


あらすじ
平凡な家庭を築き小さな縫製工場を営む清水久典(三浦友和)は、バブル崩壊
で工場経営が傾き多額の借金を抱える羽目に。
がんの手術をしたばかりの妻ひとみ(石田ゆり子)を残して金策に駆け回るが、
金策も職探しも空振りの状態が続く。
気の休まらない日々を過ごしていたある日、夫妻はあてもなく日本各地をさすら
う旅に出る。

A Day In The Life


年齢を重ねるにつれ、役者としていい味を出している三浦友和、今回はやさしい

夫、清水久典の役をこなす。妻のひとみ、石田ゆり子はそんな久典をオッサンと

呼んでいた。オッサンは妻が長くはないことを知っていてか、二人で旅をしながら

職を探そうと、石川県を出発し、神戸、鳥取などを青いワゴン車で旅をする。

おそらく、職を探すというよりは、妻と残りの時間をいっしょに過ごそうという

のが目的だろう。

車の中で寝泊まりし、風呂は近くの銭湯へと通う日々。

しかし、徐々に妻、ひとみの体調は悪化していく。

妻の苦しむ姿に、オッサンはもうこれ以上は耐えられないとばかり、緊急病院に

駆け込むが「もうこれ以上、独りでいるのは嫌や」と泣くひとみの姿に、根負け

をしてしまう。

東尋坊に行きたいという妻を乗せて、青いワゴンは目的地に向かうのだが・・・

北陸から関西へと旅をしながらのロードムービー。

そして二人の深い絆と愛。

しかし、それでも罪になるという法律の壁。

事実に基づいた映画とは言え、痛々しくも美しい映画であった。

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