映画館で観るつもりでしたが、その機会を逸して、

DVD発売と同時に買い、家で観賞した作品。

あの橋を渡るまでは兄弟でした。

というフレーズではじまる予告が印象的でした。
A Day In The Life

キャスト
売れっ子カメラマンの弟早川猛(たける)役に、オダギリ・ジョー
一方、地方に残り実家のガソリンスタンドを継いでいる兄稔役に、香川照之
父親勇役に、伊武雅刀
猛と稔の幼なじみで、稔のガソリンスタンドを手伝っている川端智恵子役に、
真木よう子
勇の兄で弁護士を開業している早川修役に、蟹江敬三
猛と稔兄弟の絆に関わるキーパーソン役としてスタンド従業員、岡島洋平役に
新井浩文
丸尾検察官役に、木村祐一
裁判官役に、田口トモロヲ など

あらすじ
東京で写真家として成功している猛は、忙しくも自由気ままな生活を
している。
一方、地方に残り実家の商売を継いだ兄の稔は幼い頃から温和で誠実
な人柄だが、いまだに独身で父親と2人で暮らしている。

母の一周忌で久しぶりに帰郷した猛は、稔と、ふたりの幼なじみの
智恵子と3人で近くの蓮美渓谷に行った。
兄弟が幼かった頃、よく両親が連れてきてくれた場所だが猛はそのこと
を憶えていない。
懐かしい場所ではしゃぐ稔。稔のいない所で、猛と一緒に東京へ行くと
言い出す智恵子。

だが、渓谷にかかった吊り橋から流れの激しい渓流へ、智恵子が落下
してしまう。
その時そばにいたのは、稔ひとりだった。

兄をかばうため猛が奔走する中、稔の裁判が始められる。

事故だったのか、事件なのか。
猛の前で、稔は次第にこれまでとは違う一面を見せるようになる。
兄は本当に自分がずっと思ってきたような人間なのだろうか。
当たり前と思い疑いもしなかった事柄の裏面が見え隠れし、裁判が進む
につれて猛の心はゆれていく。
やがて猛が選択した行為は、誰もが思いもよらないことだった-。

兄弟と呼ばれるその絆はどこまで確かで、そして脆いものなのか。
一度離れてしまったふたりは歳月を越えて再び出会えるのだろうか。

記憶はいかに人をだますものか。
人と人が繋がることには、どんな可能性があるのか。
7年後、喪失の中で猛は再び「真実」について大きくゆれることになる。

オダギリ・ジョー、『パッチギ』や『血と骨』とメジャー作品にも登場して

いますが、どちらかというと、『メゾン・ド・ヒミコ』や今回の『ゆれる』など

のミニシアター系に似合いますね。

またこの映画の監督をしているのが西川美和

脚本も書いてます。とてもクリエイティブな監督でもあります。

以降、彼女の作品は、すべて観ることになりました。