劇場での観賞

グリーン・ゾーンを観た方が多い中、私はあえてこれを選びました。
A Day In The Life

解説
縦横10メートル以上もある紙の上で、音楽に合わせ書をしたためる
パフォーマンスがテレビ番組で放送され、大反響を呼んだイベント
「書道パフォーマンス甲子園」を映画化した青春ドラマ。
紙の生産高日本一を誇りながら不況で停滞した町の活気を取り戻そうと、
「書道パフォーマンス甲子園」を開催すべく奮闘する女子高生たちの姿を描く。
主人公の書道部部長には、話題作への出演が相次ぐ成海璃子がふんするほか、
『MW-ムウ-』の山下リオ、『クローズZERO II』の金子ノブアキら期待の若手
注目株が共演する。

あらすじ
の生産高日本一を誇る愛媛県四国中央市では、不況が原因で町の商店街は閑散
としていた。
四国中央高校の書道部部長・里子(成海璃子)は、ある日音楽に合わせ大きな
半紙に文字を書く臨時顧問・池澤(金子ノブアキ)の姿を目にする。
その様子に衝撃を受けた里子たちは、町を活気付けようと「書道パフォーマンス甲子園」
を開催することを思いつく。
A Day In The Life

四国中央市は町のどこからでも見えるものがある、それは紙を生産している工場の煙突。

不況が原因で今は商店街はどこもシャッターが下りた、シャッター通りと化していた。

また部員の一人の女の子の家も文房具屋を営んでいたが、ついに廃業し、広島に引っ越

すことになってしまう。

紙の生産高日本一の町の高校の書道部が町の「再生」を掲げて、自ら立ち上がり

「書道パフォーマンス甲子園」を企画する。

それは臨時顧問の池澤が「ワルキューレの騎行」に合わせて文字を書いたことに

影響されたからだ。

書とは孤独で個人が行うことが当たり前だと書道家の父から教わり、ずっとその姿勢

で書いていた里子にとっては、池澤は異質だった。

最初は反発するが、次第に団体でパフォーマンスする書に興味を覚える。

運動系の部活のようにランニングやストレッチなどをしながら足腰を

鍛えるメニューが取り入れられる。

圧巻は4校のチームが優勝を争う書道パフォーマンス甲子園のシーン。

派手にダンスをしながら大きな筆を握り、力強く大きな紙いっぱいに描く過程は、

圧巻だ。

里子率いる四国中央高校はアンジェラ・アキの「手紙」に合わせて作品を披露するが、

結果は?

地方再生を掲げ、書で町を活気づけようとする高校生たちの奮闘と友情物語のこの映画。

これは是非、観てほしい映画である。きっと爽やかな感動を覚えるはずである。

お勧め度は高い。