これは傑作の部類に入る作品だと思います。
A Day In The Life

あらすじ
妻の直子は従兄の葬儀に参列するために、スキーツアー行きのバスで、娘・藻奈美と

いっしょに帰郷するはずだった。

夜勤明けの平介は、ニュースでそのバスが崖から転落し、かなり多くの死傷者が出た

ということを知る。

気が動転した彼は、妻の直子、娘・藻奈美の安否を知りたくて、現地の病院にかけつける。

そして、妻の死に直面する。

娘・藻奈美は昏睡状態が続くが、奇跡的に回復する。

しかし、娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻・直子だった。

体は、小学生だが、精神は直子だったのだ。

最初、何が何だかわからない状態の平介だったが、その現実を受け入れることにした。

藻奈美の体を借りてよみがえった直子も、学校では藻奈美の役を演じ、家では妻の役目

を演じてきた。

そんな藻奈美も私立中学校へ進み、医学部進学を目指すために、付属の高校へは進学せずに、

別の有名高校への合格を果たす。

藻奈美の体を借りて生きていた直子もやがて、平介との別れを覚悟することになる。

徐々に藻奈美でいる時間が増えるのだ。

そして最後の「秘密」とは・・・・

ラストは、東野圭吾らしく泣かせるエンディングが待っています。

読んでからのお楽しみということで、あえてこれ以上は書きません。