DVDにて観賞

アイルランド ダブリンと言えば、僕が思い出すのは難解な小説「ユリシーズ」

その街のOnce(一度)の恋を描いたこの映画は、男と女が奏でる音楽が素晴らしい

映画であった。
A Day In The Life

キャスト
監督・脚本 ジョン・カーニー
出演 グレン・ハンサード(『ザ・コミットメンツ』)
マルケタ・イルグロヴァ

あらすじ
アイルランド、ダブリン。
多くの人が行き交うグラフトン・ストリートでオンボロのギターを
かき鳴らし自作の歌を唄う男がいる。
そこに一人の女がやってきた。
10セントのチップを出し、あれやこれやと男に質問する。
挙句、掃除機の修理の約束をさせられてしまう。
翌日、壊れた掃除機を持って女が現れた。
途中、ピアノを弾かせてもらえるという楽器店に立ち寄った。
彼女の腕前に感心した彼は、一緒に演奏することを提案するのだった。
A Day In The Life

ヨーロッパを舞台にした映画をよく観る。上映している映画館がどうしても

限られていたり、時間が合わなかったりで、借りてみるのだが、この映画は

わずか2週間の上映だったので、劇場で見損なってしまった。

映画のストーリーはいたってシンプル。

というかストーリーよりも音楽が主体だった。

アイルランドは日本からはほんとうに遠い国。

寒々とした空。

そしてヨーロッパ独特の街並み。

グレン・ハンサードのふりしぼるように出す声がいい。

そして女性役のマルケタ・イルグロヴァ。

弱冠二十歳の映画デビュー。

サントラ盤でビルボードチャート全米2位まで上がったそうだ。

低予算であるけども、お金だけで映画を作るんじゃないね。

要は心だと思う。